【ゴルフせんとや生まれけむ】敦士<後編>番組で内藤雄士さんにアドバイスをもらったらOB連発が一瞬でなくなりました
ゴルフせんとや生まれけむ
ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きタレントの敦士氏。
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- ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、タレントの敦士氏。 僕にとってゴルフは長らく自分とは関係がなくて、それどころかイヤなもの、嫌いなものだったんですよ。というのも子どもの頃、父親が日曜日の夕方にテレビのチャンネルを独占していて、ゴルフ中継をずーっと見ていたから。こっちはアニメ……
一番好きなクラブは7番アイアンですね。もともと最初に練習したクラブでしたし、長すぎず短すぎず気持ちよく振れて、150から160ヤードあたりの距離を自信をもって制御できる感じがするんです。ドライバーも好きですよ。今だと飛距離は270ヤードくらい。何しろ僕はこの体(187センチ)ですから「飛ぶんでしょう?」って言われることが多いんです。そんな時に230ヤードくらいだと場の空気が微妙な感じになっちゃう(笑)。それがイヤなのもあって、ゴルフを始めた頃からずっと飛距離にはこだわっています。
パー5で2オンしたこともあるんですよ。それもピンそば2メートルという絶好の、人生初のイーグルチャンス。アマチュアでイーグルってなかなか出せないですから、もうドキドキ。で、肝心のパットはやっぱり力が入ってしまったのかかなりオーバーしちゃいました。オーバーしたのが僕らしいですかね(笑)? いやあ、でも残念でした。
ドライバーは得意なクラブにはなりましたが、これまではOBを連発してしまうことがけっこうあって悩んでいました。でも、先日、テレビ東京の「アップグレードゴルフ」のゲストに呼んでいただいて、プロコーチの内藤雄士さんに教えていただいたらOB連発は一瞬にしてなくなりました。アドバイスは「背が高いから前のめりになって体重がつま先に乗りすぎている。それと、胸が左にあるボール方向に向いているので極端に右を向いている意識で。あとはグリップをちょっとストロングにしてプレーン通りに振ればいいですよ」というものでした。確かにそのようにやってみたら楽に振れて全然曲がらない。ちょっと直すだけでこんなにも変わるものかとビックリしました。今さら僕が言うまでもないことですが、プロも信頼するスペシャリストの内藤さんですからね、一度見ただけで的確に僕の欠点を見抜くその眼力はホントにすごいですよ。
前回、ベストスコアが85だということをお話ししましたが、何とか70台を出したいんです。これは夢というか目標かな。しかし5打縮めるというのは至難の業。課題のひとつがバンカーです。とにかくバンカーが嫌いで、入れてしまった瞬間、「ここで1打か2打ロスか」と計算してしまうほど。まず、絶対にソールをしてはいけない……その意識が強すぎて、そこばかりに神経を集中させてしまうんです。踏ん張って踏ん張って、体がガチガチ。それで結局3発も4発も打っちゃう。「なんじゃ、これ」って感じです(笑)。うまい人は軽ーく打ってサッと出すじゃないですか。コースによって砂の種類も違えば天候によっても状態が変わるのが難しい。練習するしかないんですけど、バンカー練習ができるところもなかなかないんですよね……。
そして夢がもうひとつ。今8歳の息子と一緒に回ることです。サッカーやバスケは難しいけれど、ゴルフなら2人で楽しめますから。いつか反抗期が来るでしょうけど、そういう時は一緒にラウンドしながら会話をしてお互いに理解を深め合えたらいいなあって思っているんです。

敦士
1976年2月22日生まれ。岐阜県養老町出身。大学在学中に名古屋でモデルとして活動。大学卒業後は上京し人気バラエティ「めちゃ×2イケてるッ!」のレギュラーなどタレント、俳優としても活躍。剣道は2段の腕前。ベストスコア85
週刊ゴルフダイジェスト2025年9月23日号より


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