今年プロデビューした中村心が、オープンウィークとなった8月初旬に帰郷した際、地元の思い出の場所や観光スポット、お薦めのグルメなどを案内してくれた。どこも一度は行く価値がある場所ばかりなので、機会があればぜひ足を運んでみよう!

PHOTO／Norimoto Asada

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  ルーキー・中村心が山口をご案内!＜前編＞「温泉と豊かな自然に癒されます」

  今年プロデビューした中村心が、オープンウィークとなった8月初旬に帰郷した際、地元の思い出の場所や観光スポット、お薦めのグルメなどを案内してくれた。どこも一度は行く価値がある場所ばかりなので、機会があればぜひ足を運んでみよう! PHOTO／Norimoto Asada 中村心　なかむら・こころ。2005年10月25日、東京都生まれ。5歳からゴルフを始め、23年日本ジュニア優勝、……

第2の故郷・山口の人々に支えられて

JLPGAのプロフィールでは山口県出身となっているが、実は生まれは東京。その後、3歳年上の姉のゴルフ環境を整えるために千葉県に拠点を移した後、父親の転勤のため小学生のときに山口県に引っ越すことになった。以来、山口県を拠点にゴルフの腕を磨いてきた。　

練習でよく通ったのがベストゴルフセンター。初めのうちは、姉の練習に付いてくる感じだったが、そのうちに自分でも本気でプロゴルファーを目指すようになっていった。常連たちは自分の孫のように中村をかわいがったという。

「心ちゃんはみんなの人気者でした。練習していると差し入れでジュースを渡すんですけど、練習が終わる頃には両手で持ち切れないくらいになってて（笑）」と支配人の平山さん。　

それから、県内のゴルフ場の好意で練習させてもらえるようになった。中村は通信制のECC学園高に進学したが、日中にラウンド練習を行い、夜に課題をこなす毎日だったという。

「大変だったけど、しっかりと練習の時間が確保できたので、そのおかげでプロになれたと思っています。英語はフィリピンの現地の先生の授業をオンラインで受けられたりとか、英語を身に付けるのにもいい環境でした。海外の試合にも出場させてもらって、海外の選手のパワーにびっくりしたし、アイアンの音が違いました。日本でもっと結果を出してからですが、将来的には海外の試合にも挑戦したいと思っています。ジーノ・ティティクル選手が大好きなので、一緒の組でラウンドするのが夢です」　

ジュニア時代からサポート
湯田CC

湯田温泉街を一望できる丘陵地にあり、景観は抜群。5月にリニューアル。クラブハウスが建て替えられ、新たに「セルフスタイル」も導入され、カート近くまで車でバッグを運び、バッグの積み降ろしもセルフで行う。またプレー当日に日帰り温泉の利用が半額になるサービスも実施している

ここではショートゲームの練習を念入りに
徳山国際CC

学生時代は自転車で通った
ベストゴルフセンター

小学5年くらいから姉と一緒に通っていたというベストゴルフセンターは創業40年。山口市で一番歴史がある練習場で、女子プロの先輩、木下彩も通っていた。アプローチ&バンカー練習場も完備されている。プロテストに合格した時は大きな横断幕などを掲げて祝福、中村はそれを見た時は「家に帰ってきた」感じがして感動したという。今でもオフなど山口にいる時は練習に訪れるという“ホーム”だ

中村心のおすすめグルメ

手切りにこだわる
焼肉 蔵元　山口店

本店は福岡県だが、福岡・山口に11店舗を展開する「蔵元」。中村がジュニアの時から応援してもらっている企業でもあり、福岡の試合の時に福岡の店舗にも立ち寄った。厳選した佐賀牛と個室にこだわり、カメノコ、クリミ、トウガラシ、ウワミスジなど希少な赤身肉も提供している。中村の一押しの牛タンは「切り落とし」の770円～、ランチは880円～とリーズナブルなメニューも。人気店のため、予約がおすすめ!

連日大行列の人気店
蘭蘭

山口県で圧倒的な人気を誇る人気店で中村もジュニア時代から通う。連日開店前から行列ができるが、その人気からインスタント商品も販売されている。看板メニューは豚キムチラーメン。しかし、「キムチ」は入っておらず、具材は豚や生の白菜、もやし。それにキムチ風タレを加えて炒め、豚骨スープのラーメンにのせて完成。多いときで300食売れるという

旬の食材をこだわりのお酒と
鮨・串揚・葡萄酒　貴心

カウンター7席、大小個室（最大12名）を兼ね備え、スポンサーとしても中村を支える。天然ものにこだわった旬の食材を生かして調理された品々を、こだわりの有田焼の器に盛り付けて提供。夜は1万2100円の「貴心」と1万5400円の「隠心」の2コースのみ。料理長厳選の地酒や提携ソムリエが和食に合わせて選んだワインとともに頂きたい

週刊ゴルフダイジェスト2025年9月9日号より