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【ギア選びのウソホント】Vol.245「パターのネックを見れば性能がわかる」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 前回はウェッジのネックについて解説しました。今回はアイアンのネックについてです。アイアンはウェッジと同様に操作性がありつつ、安定感を高めたクラブです。これには理由があって……

前回はアイアンのネックについて解説しました。今回はパターのネックについてです。パターのネックには、2つの重要な意味があります。

ひとつ目は、フェースの向きを決めるためのものです。パターのシャフトを手のひらに乗せたとき、フェース面が上を向くのか? それとも斜め上を向くのか? わかった方がいるかもしれないですが、トウフローの大小を決めるものなんです。ネックを見れば、フェース面の開閉が大きいタイプ(トウヒールバランス)か、小さいタイプ(フェースバランス)かがわかるわけです。

もうひとつがFP(フェースプログレッション)を決めるためのものです。フェース面がシャフトに対してどれだけ前に出ているか? あるいは後ろに下がっているか? このFPはヘッドの入射角に影響するため、芯で打ちやすいか、打ちにくいかといったパターとの相性にも大きく関わってきます。FPはロフトやトウフローなどと違い、モデルによってバラバラです。同じロフトでもFPが違えば、打点も変わりますからね。

パターのネックに注目すると、その特徴や性能が見えてくるようになります。ギア通を目指すのならパターのネックは必ずチェックしましょう。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年9月2日号より