全国各地を転戦して回る女子プロたちに、夏こそ食べたい「スタミナ飯」をアンケート調査。女子プロイチ押しの夏メニューとは?

PHOTO／Akira Kato、Norimoto Asada、沖縄垂見写真事務所、Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara

高橋彩華
「たっぷりニンニクを入れると元気が出ます!」

ねぎらーめん／930円

今年10月で創業23年を迎える「和玄」。オーナーの本間和人さんと高橋の父親が昔から仲が良く、高橋は小さい頃から通っていたという。ゲンコツと背骨を弱火のまま沸騰させずに長時間炊いた濃厚だけどあっさりとしたスープが人気の秘密。「味噌らーめん」のほうがよく出る人気メニューだというが、高橋は醤油に花鰹の削り節を加えたかえしにスープを加えた醤油味の「ねぎらーめん」一択。これにすりおろしたニンニクをたっぷりとのせて食べるのが高橋流。「私は疲れたらとにかくニンニク。和玄さんのらーめんは麺もスープもおいしくて、元気が出る。シーズン中はあまり帰れないけど、新潟に行ったら絶対食べたい味です!」

天本ハルカ
「福岡で疲れたときは『びっくり亭』!」

焼肉（1.5枚）／1350円　ご飯（中）／250円（値段は店舗によって異なる）

1963年に創業して半世紀以上、福岡で愛される“ソウルフード”。ニンニクがガツンと香る塩だれで炒められたたっぷりの豚肉とキャベツがアツアツの鉄板で提供され、別添えの辛味噌ペーストを混ぜながらいただく。ご飯をバクバク食べられるパンチの効いた味わいで、普通盛りでもかなりボリューミー。「福岡にいて疲れた時は、お母さんと『とりあえずびっくり亭行っておく?』ってなります（笑）。みんな辛味噌を付けて食べているんですが、私はそのままの味が好き。食欲がないときも、お米が止まらないから不思議です」（天本）。本店のほか福岡や宮崎で9店舗あるので、近くに行ったときはぜひ!

リ・ハナ
「昨年の日本女子プロの時に食べて元気になった」

牛いくら釜飯／2970円

全国の旬の魚にこだわって、いい食材に“ひと手間”かけることで、極上の逸品に仕上げられた料理と旨い酒に惹かれて多くの客が訪れる人気店。リ・ハナは沖縄で開催された昨年の日本女子プロ選手権の時に同店を訪れ、そのおいしさに衝撃を受けたという。とくにおいしかったのが「牛いくら釜飯」。鶏ガラベースのスープにニンニクとバターを利かせて炊き上げた釜飯に、牛ステーキといくらをトッピング。「9月の試合で疲れていたんですが、これを食べたら疲れが吹っ飛んじゃった。そのほかの料理もおいしかったけど、今でも忘れられない味です」。釜飯はほかにもさっぱりした味付けのものなど4～5種類を用意。人気店のため事前予約がおすすめ!

新垣比菜
「暑くなると沖縄そばが食べたくなります」

ちゅるげーそば／1000円

新垣の地元で絶大な人気を誇る名店。スープは県産鶏と豚を8対2で取ったこってりスープと県産鶏と豚、鰹の3段仕込みのあっさりスープの2種類から選べ、麺は細麺、もみ麺、ちぢれ麺の3種類。さらに塩そばやソーキなどのトッピング、サイドメニューなどメニューの種類が豊富で何度行っても飽きない。さらに家族で楽しんでもらうことをコンセプトにしているので、1組3名までお子様セットを無料提供してくれる。人気の「ちゅるげーそば」は軟骨ソーキや三枚肉、てびがのったボリューミーな一品。「いろいろ沖縄そばのお店はあるんですが、ここの味が本当に好きで、思い出すと食べたくなります」（新垣）

藤田さいき
「クリームパスタですが夏でもさっぱりと食べられます」

海苔と柚子胡椒のクリームパスタ／1540円

三井アウトレットパーク木更津からすぐのところに店を構えるクッチーナ・イース。千葉県産の旬の食材を使った絶品イタリアンで人気。新鮮さを第一に考え、食材のカットなども注文が入ってから行うため、混雑時には少し提供に時間がかかるというが、素材を生かした料理の数々で食通を魅了してやまない。藤田のお気に入りは生海苔を使ったクリームパスタ。生クリームを少し煮詰め、生海苔と柚子胡椒を投入して、最後に粉チーズを加えたソースにパスタを絡めて提供される。材料はシンプルだが、コクや旨味、そして生海苔と柚子胡椒の香りが相まって、びっくりするくらいうまい。季節によってオーナーの出身地である富津産の生海苔を使ったりもするという。その他魚介や肉を使った料理も豊富だが、席数が限られているので、行く際は事前予約を!

鶴岡果恋
「小さい頃から家族で行っているけどここの焼き肉が一番!」

焼肉御膳／3520円　大徳壽冷麺／1210円

1972年に関内で創業した老舗焼き肉店。現在はみなとみらいと東京・六本木を含めた3店舗を営業。厳選した和牛の焼き肉をはじめ、本場韓国の味が楽しめると人気で、スポーツ選手や芸能人にもファンが多い名店だ。横浜出身の鶴岡果恋は子供の頃から家族とよく訪れていたといい「スタミナをつけるために、全国の焼き肉屋さんに行くけど、やっぱり大徳壽が好き」。本店と六本木店は土日祝のみ、みなとみらい店は全日でランチ営業も実施。「焼肉御膳」はタン、ハラミ、カルビ、イチボに、自家製キムチやサラダ、スープがセットでお得。冷麺は牛骨で取ったスープが絶品で、少し太めのコシのある麺も美味。肉ケーキという誕生日にピッタリなメニューもあるので、ランチにディナーに、パーティにと、いろいろなシーンでご利用を!

週刊ゴルフダイジェスト2025年8月5日号より