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【ゴルフせんとや生まれけむ】江口ともみ<後編>クラブを替えて実感「スコアは買える!」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きタレントの江口ともみ氏。

前回のお話はこちら

私にとって遊びだったゴルフが仕事にも関わるようになったのは、1998年からテレビ朝日系列の「ビートたけしのTVタックル」に出演させていただいたことがきっかけでした。スタッフの皆さんがゴルフ好きで、番組のコンペを定期的に開催していたのですが、そのコンペに私が唯一の女性として参加していました。

当時は阿川(佐和子)さんがまだゴルフを始めていませんでした。すると大竹(まこと)さんがあるとき、コンペ前日に「阿川、行くぞ!」と阿川さんを顔なじみのゴルフショップに連れて行きました。そこで阿川さんに試打をさせ、ゴルフクラブを買わせて翌日にコースデビューさせたのです。コンペ当日の朝、ゴルフ場のレストランで阿川さんから話しかけられました。


「江口さん、私が買った手袋、不良品かもしれない」というのです。「どうしたんですか?」と聞いたら、「片方しか入っていないのよ」という答え(笑)。「阿川さん、それ、大丈夫です。ゴルフのグローブは片手です。両手にグローブをしたかったら、両手用も売っています」と説明するところから始まりました。阿川さんはその日かなり叩いていたようなので、「もう二度とやらない」とおっしゃるかと思ったら、「ゴルフ楽しい!」とそこから見事にハマりました。

そのコンペに参加していた頃、私はプロデューサーの方からこんなことを言われました。「江口さん、スコアをお金で買うことも大事ですよ」と。「それってどういうことですか?」と聞き返したら、クラブを買い替えたほうがいいというアドバイスでした。当時の私は相変わらず何のブランドかわからない初心者用のクラブを使っていましたが、そこで一念発起して新しいクラブに買い替えました。すると確かにドライバーが前よりも飛ぶようになり、スコアがよくなりました。「最新のクラブはやっぱり違うんだな」と感心しました。

初めて100を切ったのもその頃で、確か30代半ばでした。主人と一緒に御殿場のゴルフ仲間の皆さんと回ったときだったと思います。でも、そこからコンスタントに100を切れるようになったわけではなく、山あり谷ありで今でも100を打つこともあります。でも、昔みたいに120を打つことはなくなり、調子が悪くても煩悩の数(108)くらいで食い止められるようになりました。

ベストスコアは30代後半に出した82です。ゴルフ場の名前は忘れましたが、埼玉県の距離の短いコースでした。前半ハーフを42で回り、後半も好調なプレーが続きました。最終ホールを迎えた時点で、「このホールがパーならハーフ38だ!」と思ったのですが、こういうときはスコアを数えちゃいけないんですね。結局、最終ホールはダブルボギーでハーフ40でした。

その頃と比べて今はドライバーが飛ばなくなり、ベストスコアの更新はなかなか狙えなそうなので、今後の目標はホールインワンですかね。ホールインワン保険は一応入っていますが、最近はセルフプレーが多いので、キャディ付きプレーのときに出したいですね(笑)。

江口 ともみ

1968年生まれ、東京都出身。短大卒業後に芸能界入りし、グラビアアイドルとして活動。1996年にお笑い芸人のつまみ枝豆さんと結婚。結婚後は司会やナレーターとしての活動がメインになり、テレビやラジオなど数々の番組に出演。幅広い活躍を続けている。ベストスコア82

週刊ゴルフダイジェスト2024年12月10日号より