ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。第91回は、都道府県別の日本女子プロゴルフ選手権の開催回数を調べてみた。

今週行われている「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」の会場は、長崎県のパサージュ琴海アイランドGC。1968年に静岡県の天城CCで第1回が開催されてから今年で56回目。97年の第30回大会からコニカミノルタが冠スポンサーとなってきたが、今大会をもって27年続いた特別協賛を終了するという。パサージュ琴海アイランドGCでは2015年大会以来となる8年ぶり2回目。では、都道府県別で見るとどこが一番多いのか?

最も多く開催しているのは栃木県と兵庫県で6回。栃木では85年の烏山城CCでの開催から6年の間にあさひヶ丘CC、大金GC（現・G7 CC）、広陵CCと計4回も行われ、ロペ俱楽部（01年）、太平洋クラブ&アソシエイツ益子C（04年）でも開催。兵庫では86年と88年にABC GCで行われたのをはじめ、91年旭国際東條CC、02年太平洋クラブ六甲C、鈴木愛がツアー初優勝を挙げた14年の美奈木GC、そして米国から一時帰国した畑岡奈紗が制した19年のチェリーヒルズGCの計6回。

これまで日本女子プロが開催された都道府県は「24」とほぼ半数で、来年は初となる沖縄県での開催が予定されている。また福井県も日本女子プロは未開催だが、今年の日本女子オープンは福井の芦原GCで9月28日から行われる。

＜都道府県別「日本女子プロ」開催回数＞

週刊ゴルフダイジェスト2023年9月19日号より