「もう少し時間を…」パット名手・青木瀬令奈が練習グリーンで試していたパターとは?【ツアーでみっけ!】
月刊ゴルフダイジェストのツアー担当が現地からホットな情報をお届け! 今回は、女子ツアー「アースモンダミンカップ」の会場でパット名手の青木瀬令奈がテストしていたパターに注目!
PHOTO/Hiroaki Arihara
先週のニチレイレディスの練習日。普段はオデッセイのパターを使っている青木瀬令奈が、練習グリーンでテーラーメイドの「スパイダー」らしきものを打っていた。近づいてよ~く見てみると、ソールの両サイドにはウェイト位置を変えられるカチャカチャを搭載し、流行りのトラスボーゼルも搭載した“全部乗せ”の最新モデル「スパイダーGT MAX トラス」だった。スパイダーとトラスの寛容性を生かしつつ、ウェイト位置を変えることでさらに自分好みにアレンジできると話題のパターだ。
青木はツアー屈指のパット名手として有名だが、パター選びにも相当なこだわりがある。家にはかなりの数のパターがあり、グリーンや体調、その週のストロークのクセによってパターを替えるという。そんな青木が新たなパターを試しているとあっては、見逃すわけにはいかない。さっそく話を聞こうとすると、「まだ試して時間が経ってないので来週まで待ってもらえませんか」との返答。
そして翌週のアースモンダミンカップ。練習日に改めて青木に新パターの感想を聞いてみた。
「ウェイトの位置や組み合わせによってパターの性格が変わるのですごく面白いです。グリーンの芝種や湿度、その日のクセにカチャカチャだけで対応ができる。いつも数あるパターの中から選んでいる私にとってはすごくいいなと思います。アマチュアの方も、同じように打っているのになぜかミスになる、なんかおかしいなと感じているときに、ちょっとカチャカチャをいじるだけで解決できたりするのでオススメです」
まだ実戦では使用していないというが、もっといろいろ試したいと好感触だった。 見た目はスパイダーのように安心感があり、話題のトラスボーゼルによるミスへの寛容性、そして自分好みに重心位置をアレンジできる「スパイダーGT MAXトラス」。果たしてエースパターに採用されるのか。今後の試合は青木の使用パターにも注目だ。
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