ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／JLPGA競技委員・阿蘇紀子、中﨑典子
PHOTO／Tadashi Anezaki　THANKS／武蔵野GC

スタートホールで幸先よくパーオンに成功した板倉。ところが――

「ボールをマークするときは、専用のボールマーカーか、コインやティーペグのような人工物を使わなきゃダメなんですよ」と指摘する水谷に対し、板倉は「ボールの位置をマークできればいいわけだから、石とか松ぼっくりでも問題ないのよ」と主張。果たして正しいのは?

ボールマーカーがなかったので松ぼっくりでマークすることは認められる?

A. 認められる
B. 認められない

正解は……

B「認められない」

球をマークする際には、（1）ボールマーカーを球の直後やすぐ近くに置く、または（2）クラブを球の直後やすぐ近くの地面の上に留めておく、の2つの方法がある（規則14.1a）が、一般的なのはボールマーカーを使用する方法。定義によると、ボールマーカーは「拾い上げる球の箇所をマークするために使用する“人工物”」と定めらている。必ずしも市販のボールマーカーを使う必要はなく、ティーペグやコイン等でも代用できるが、今回のケースのように松ぼっくりを使用するのは、「人工物」ではないので認められず、誤った方法でマークしたことにより1罰打を科せられる。

週刊ゴルフダイジェスト2023年6月13日号より一部改

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