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【なんでもランキング】Vol.72「プロ初優勝は1回しかないから…」石川遼が制した2008年関西オープン試合結果

ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。今回は、今週開催されている「関西オープン」の、2008年大会の結果をピックアップ。

池田勇太の猛追を振り切りプロ転向後初優勝を挙げた石川遼(PHOTO/Tadashi Anezaki)

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今週、国内男子ツアー、関西オープンが大阪府の泉ヶ丘CCで開催される。関西オープンは1926年11月に日本オープンより1年早く第1回大会が開催された日本最古のオープン競技。この最も歴史があるトーナメントは、今年、第88回を迎えるが、第二次世界大戦による中断、そして1992年には高騰する賞金総額に対応しきれず、地区競技に降格していたこともあった。大会自体の中止も検討されたが、関西ゴルフ連盟加盟倶楽部の支援により回を重ねてきた。

そして2008年に滋賀GCで開催された第74回大会。前年5月のマンシングウェアオープンKSBカップを史上最年少の高校1年で制し、この年の1月にプロ転向した石川遼が参戦。初日7アンダーをマークして単独首位に立つと、2日目、3日目も単独首位をキープ。最終日は池田勇太、清田太一郎と最終組で回る。池田が猛追し、一時はその差は2打まで縮まったが、最終ホールを4打差で迎えた石川、11メートルのバーディパットは惜しくもカップ手前3センチで止まる。タップインするか迷う石川に、池田は「プロ初優勝は1回しかないから取っておきなよ」と告げ、最後にパットした石川がプロ初優勝を挙げた。この優勝が弾みをつけ、関西オープンは翌年からツアー競技へ復活し現在に至っている。

<第74回 関西オープンゴルフ選手権 トップ10>

週刊ゴルフダイジェスト2023年4月25日号より