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【らくトレ】Vol.152「壁に足をつけて曲げ伸ばし」で強い下半身を手に入れる

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、軸ブレしない安定した下半身を手に入れられるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Shinji Osawa MODEL/Yurie Atsumi(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.152

壁に足をつけて曲げ伸ばし


今回は壁に片足をつけ、ひざを曲げ伸ばしするエクササイズを紹介します。エクササイズ1が横バージョンで、エクササイズ2が縦バージョンです。向きが違うだけで、筋肉への刺激の入り方がかなり変わります。

ひざを伸ばしたときに床についた足が真っすぐになるように、体と壁の距離を調整します。動かすのは壁についている足ですが、刺激を入れたいのは床についている足とお尻の筋肉です。そのことを意識しながら、ゆっくりした動きで行います。3秒かけてひざを伸ばし、その状態で3秒キープしたら、3秒かけて元に戻ります。それを10回繰り返したら、左右の足を入れ替えます。左右差がある場合は硬いと感じるほうの回数を増やすのも効果的です。

自宅の壁を使って行う場合、裸足か靴下を履いて行うことになりますが、足が滑ると危険です。クラブなどで体をしっかり支えられる場所で取り組んでください。


Exercise 1
横の壁に足をつけて曲げ伸ばし

壁の横に立ち、左足を壁につけてひざを曲げた姿勢からスタート。バランスを取るためクラブで体を支えます。そこから3秒かけて左ひざを伸ばし、3秒キープしたら3秒かけて元に戻ります。これを10回繰り返したら、左右の足を入れ替えて同様に10回行います(左右10回×1セット)

Exercise 2
後ろの壁に足をつけて曲げ伸ばし

壁に背を向けて立ち、右足を壁につけてひざを曲げた姿勢からスタート。クラブを両手で持ち、体を支えます。そこから3秒かけて右ひざを伸ばし、3秒キープしたら3秒かけて元に戻ります。これを10回繰り返したら、左右の足を入れ替えて同様に10回行います(左右10回×1セット)

ここに効く!
左右のお尻に効かせるエクササイズですが、壁についているほうのお尻ではなく、片足で立っているほうのお尻がターゲットです。そこに刺激が入るように動かします

どんな効果が?
左右のお尻に刺激が入ることで下半身が安定します。両足でしっかりと地面を踏み締め、スウィング中に軸がブレることなく、力強いインパクトを迎えることができます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年3月21日号より