【ゴルルとルール】球を確認するために拾い上げたあと、球の向きを変えた。これってペナルティになるの?
ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!
監修/小山混
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/武蔵野GC
ゴルル会員番号40
萩原菜乃花
ゴルル会員番号47
満石奈々葉
ティーショットを打ち終えた2人。セカンド地点へ向かうと……
「ど真ん中だけど…」(萩原)
「ほとんど同じ位置!」(満石)
萩原のボールには線が引いてあったが、ちょうど隠れていて見えない。
「左が私だと思うんだけど……」
「マークして確認しま~す」
「そうだ、ついでにラインを目標に向けて置き直しちゃおう♪」
「今のはマズイんじゃないですか?」(満石)
「え? 問題ないと思うけど……」(萩原)
「確認のためにマークして拾い上げるのは問題ないですが、そのあとは元の状態に戻さなきゃいけないから、ボールの向きを変えるのはダメだと思いますよ」と指摘する満石に対し、萩原は「元の”位置”にボールを置きさえすれば、置く“向き”が変わっても問題ないはず」と主張。果たして正しいのは?
ボールを確認してリプレースする際に、ボールの向きを変えた。どうなる?
A. 罰なし
B. 2罰打
正解は……
A「罰なし」
球が自身の球であることを、あるがままの状態では確認できない場合、プレーヤーは確認のためにその球を拾い上げることができる。このとき、球の箇所を最初にマークしなければならず、また球を確認するのに必要な範囲で球を拭くことができる。拾い上げた球が自身の球、または別のプレーヤーの球であった場合、その球を元の箇所にリプレースしなければならない。リプレースする際、今回のように球を回して向きを変えることは問題ない(規則7.3)。
週刊ゴルフダイジェスト2023年3月7・14日合併号より
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『2022-2023 GOLF DIGEST ゴルフルール早わかり集』
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