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【らくトレ】Vol.148「シャフトを持ってクラブ回し」でリストワークをスムーズに

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、手首を強化してスムーズなリストワークを手に入れられるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.148

シャフトをもってクラブを回す


今回はアイアンを片手で持って行う手首のストレッチ&トレーニングです。エクササイズ1がストレッチ。重力に従ってクラブを下回しで左右に振ると手首の柔軟性を高めることができます。エクササイズ2がトレーニング。重力に逆らうようにクラブを上回しで左右に振ると手首の強度を高めることができます。手首が柔らかく使えるほど、ヘッドの走りがよくなります。

どちらのエクササイズもクラブを持つ位置で負荷が変わります。ヘッドに近い位置を持つと負荷が小さくなります。グリップに近い位置を持つと負荷が大きくなります。ヘッドの遠心力を利用するので、最初から大きい負荷をかける必要はないです。少しずつ負荷が大きくなるように調整しましょう。手首に適切な負荷をかけるには、ひじをしっかり固定するのがポイントです。ひじの位置がずれるとクラブの動きがブレるので、ひじを固定して手首だけで動かすことを心がけてください。


Exercise 1
シャフトのネック寄りを持ちクラブを左右に振る

アイアンのヘッドを上に向け、シャフト(ヘッド寄り)を片手で持った状態からスタート。そして手の甲を上に向け、ひじを固定して手首を左右に回します。下回しは重力に従って動かすので、負荷のかかり方が変わり、ストレッチの要素が強くなります(左右10往復×2セット)。

Exercise 2
シャフトのグリップ寄りを持ち左右にクラブを振る

アイアンのヘッドを上に向け、シャフト(グリップ寄り)を片手で持った状態からスタート。重さを感じつつ、負荷に合わせて持つ位置は調整します。そして手の甲を下に向け、ひじを固定して手首を左右に回します。右腕と左腕で10往復ずつ行います(左右10往復×2セット)。

ここに効く!
上回しは手首のトレーニング、下回しは手首のストレッチになります。どちらもクラブヘッドの遠心力を使って手首を普段よりも大きく回すことで柔軟性が高まります。

どんな効果が?
手首の柔軟性が高まるとクラブをムチのようにしならせて(リストターン)ボールをインパクトできます。遠心力を利用した理想的なインパクトが身につきます。

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年2月21日号より