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【週刊12/14号 特別動画】チーム辻村の定番ドリル

「連続素振り」で体幹の使い方を身に付ける

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  • PHOTO/Hiroaki AriharaTHANKS/鎌ヶ谷カントリークラブ、丸山ゴルフセンター 国内女子ツアーに有望選手を次々と輩出し、先月行われたプロテストでも合格者を出した辻村明志コーチ率いる『チーム辻村』。前回、第1弾として上田桃子の練習法を紹介した。第2弾の今回は、いま賞金ランクトップを走る小祝さくらがやっている練習法を特別公開! 小祝さくら1998年、北海道生まれ。2017年にプロ入りし、翌年には賞金ランク8位に。今季3勝を挙げ、賞金ランクトップを走る(7月1日現在) 辻村明志 つじむら・はるゆき。1975年、福岡県生まれ。日本大学出身。現在、小祝さくらをはじめ、上田桃子、永井花奈、吉田優利、松森彩夏、山村彩恵、今季プロテストに合格した阿部未悠など多くの選手を指導 https://my-golfdigest.jp/lesson/p24734/ 「チーム辻村」の練習法・第1弾はこちら 【小祝さくらの練習メニューその1】 「グリップ挟み打ち」で体のコアを強く意識 GD 前回、上田桃子プロの練習法を教えていただきましたが、今回は小祝さくらプロの練習法を伺いたいと思います。辻村 今日はさくらも同席しますので、一緒にお話ししますよ。小祝 よろしくお願いします。GD どうもありがとうございます! ではさっそくですが、日ごろからやっている練習にはどんなものがありますか?小祝 欠かさずやっているのは「これ」を使った練習です。GD なんですか、これ?? 小祝 グリップエンドをガムテープでぐるぐる巻きにしたものです。これを両足に挟んでずっと打ってます。GD どんな効果が?辻村 スウィングでは、体のコア(体幹部)をしっかりと使うことが大切なんですが、ただ意識するだけではなかなか難しい。そこで考えたのが、これをももの間に挟んだまま打つ練習法です。GD 挟んで打つだけでいいんですか?辻村 はい。挟んだまま、インパクト以降、体をしっかりターンしていくことが重要です。手だけで振ったり、逆に下半身が早く動きすぎたりしないように注意しましょう。はじめは小さな振り幅でOK。徐々に振り幅を大きくして打てるようになれば、明らかに球質が変わってきますよ。 器具を内ももで挟むことで、左右のブレがなくなり、体の中心に芯を感じて振れるようになる。その意識を持ったまま、器具の先端が目標へ向くようにしっかりターンしていけば、体幹を使ったスウィングができるようになると辻村コーチ 体の回転と腕の動きがしっかりと同調することが重要。フォローで器具の先が正面を向いていたら体が回らず手だけを返している証拠。また器具の先が目標を向くのが早いときは、クラブが振り遅れていることが分かる 小祝さくらのグリップ挟み打ちを動画でチェック ボールを強く押せるスウィングに! 2015年と比べると、現在はインパクトで左かかとが浮かず、しっかりと左足で体重を受け止められているのが分かる。フォローでも状態が伸び上がることなく、重心が低いまま振り抜けている 小祝さくらのとっておき練習法はまだまだあった! >>後編へ続く 週刊ゴルフダイジェスト2021年7月20日号より
  • PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/鎌ヶ谷CC 先日、パナソニックオープンレディースで2年ぶりの優勝を果たした上田桃子をはじめ、多くのプロを輩出している「チーム辻村」。そこでは果たしてどんな教えが行われているのか。第一弾は、上田桃子が取り組んできた練習法を取り上げる。 解説/辻村明志つじむらはるゆき。1975年、福岡県生まれ。日本大学出身。現在、上田桃子をはじめ、小祝さくら、永井花奈、吉田優利、松森彩夏、山村彩恵などの指導に当たる ●【桃子の取り組み1】土台作り 足指で地面をつかみ下半身で打つ! GD いま指導に当たっている上田桃子選手をはじめ、小祝さくら選手など数多くの選手がツアーで活躍していますが、何か特別なことをしているのですか。辻村 いやいや、そんな特別なことはしてないですよ(笑)。もちろん、しっかりと指導はしていますけどね。GD 今回は、上田桃子選手と取り組んできたことを伺いたいと思いますが、どんなことをやってきたのですか。辻村 桃子は14年から見ています。たくさんありすぎてわかりませんが、まず大切なこととして“下半身で狙う”ということを指導してきました。GD 下半身で狙う?辻村 スウィングの土台となる下半身がフラついたら狙ったところへ打てるはずはありませんよね。それを表現するために“下半身で狙う”と言っています。そこで重要なのが、足の指で地面をつかむということ。桃子はスウィング中に上体が起き上がりやすかったのですが、地面をつかむことを意識するようになって、ミスショットが格段に減ってきました。 Point足の指でしっかりと地面をつかむ インパクトで上体が浮き上がる傾向にあった上田桃子。アドレスから足の指で地面をつかむことを意識し、スウィング中も常に踏ん張るようにしたところ、球筋が安定してきたという 上田桃子も着用する5本指ソックス。より地面をつかむ感覚を得やすいという Drill 1中腰で体を水平回転 中腰になって腰が地面と水平に回転していることを意識しながら振ることで、下半身の粘りと腹筋など体幹を使ったスウィングが身につく Drill 2クラブで重いモノを押す クラブで重いモノを押してみると、下半身がフラついたら強く押せないことがわかる。これも下半身の重要性を体感するため行ったことのひとつ ●【桃子の取り組み2】“軌道”修正 ヘッドカバー落としで体の近くを通す GD 基本となる下半身強化の次に取り組んだのはどんなことですか。辻村 桃子は当初、ヘッドがややアウトサイドから入ってきて、鋭角に下りてくる傾向がありました。それを直すために、手元を体の近いところから下ろして振り抜くドリルを時間をかけてやってきました。GD 具体的には?辻村 ヘッドカバーを持って、ダウンスウィングで目線の下に落とす練習です。これをすることで、手元が下りてくる位置が自然と体の近くになります。このとき、右腰や右ひざがボール方向へ出ないようにするのもポイント。体の近くから振り下ろせると、ヘッドの入射角が緩やかになり、インパクトゾーンが長くなってボールを押し込むことができます。これにより、飛距離も方向性も格段に向上しましたね。 Drill 1ヘッドカバーを真下に投げる 体の内側からクラブを振り下ろす感覚を養うために、ヘッドカバーをハーフウェイダウン(右腰)のあたりで地面に投げ落とす。これにより、右肩のかぶりなども解消される Drill 2右サイドの形をキープして反復素振り 右腕を中心とした右サイドの形をキープしたまま、インパクトまで振り下ろす動きを繰り返す。ヘッドの入射角を緩やかにして長いインパクトゾーンを手に入れるのが目的。ボールの曲がり幅が減る効果がある Pointフィニッシュで両内ももをピタッと閉める フォローからフィニッシュにかけて、両足の内ももがピタリとくっ付いて閉まるように意識する。右ひざが前に出ると、左腰が引けてヘッド軌道がブレやすくなる ●【桃子の取り組み3】体の使い方 背中の大きな筋肉を使う GD 体の内側からクラブを振り下ろせるようになったこと以外にも、スウィングの変化はありますか。辻村 背中の筋肉=広背筋を使ってスウィングするように意識して練習していました。大きな筋肉を使ってフィニッシュまで振り切れれば、振り遅れはなくなるし、手先でフェースを返すような小細工もなくなります。桃子の球筋は、フックからぼぼストレートのドローへと劇的に変わりましたね。GD 広背筋を意識するだけでそんなに変わるものなんですか。辻村 桃子に限らず、チームのみんなで連続素振りをしていますが、広背筋を使って振れないとフィニッシュまで振り切れないですし、腕が疲れて振れません。広背筋を意識するようになってから、インパクトゾーンが長くなり、飛んで曲がらないスウィングを体得できました。 Point広背筋を意識して振り切る テークバックでは左の広背筋を意識右側の広背筋を使って一気に振り切る背中の大きな筋肉(広背筋)を意識してスウィングすることで、手先で小細工することなく振り切れる。曲がり幅が減り、球がフックからストレートドローに変わったという Drill左足甲をグリップエンドで押さえたままシャドースウィング グリップエンドを左足の母趾球の上に置いてシャドースウィング。これにより、左ひざにゆとりをもたせながら、上体を伸び上がらせずに広背筋を使って振り抜く感覚を養うことができる インパクトで左ひざにゆとりがないと、上体が起き上がり振り遅れのミスにつながると辻村コーチ。インパクトで左ひざを伸ばすという理論もあるが、左ひざにはある程度ゆとりがあったほうがいいというのが辻村流 ●【桃子の取り組み4】アプローチ 盛り土打ちで距離感アップ GD ショートゲームでも何か取り組んだことはありますか?辻村 以前の桃子は、体を左右に揺さぶって、ボールを上から突くように打っていました。そのため、距離感が合う日と合わない日の差がかなりありました。そこで、ラグビーのように土を盛って、そこにボールを置いて打つ練習を始めたのです。ヘッドの入射角が緩やかになり、フェースにボールが乗る時間が長くなったので、距離感が格段に合ってきましたね。アプローチの向上で、最後まで粘れるゴルフができるようになり、それが成績につながっていると思います。 Drill盛り土の上に置いたボールを打つ 上から打ち込むと、少しでも手前に入るとダルマ落としになるのでミスが分かりやすい。この練習をすることで、ゆるやかな入射角でコンタクトする動きが身につき、距離感が良くなったという Point振り子のイメージでヘッドを等速に動かす ヘッドが振り子のように等速で動くイメージをするようになってから、出球のスピードや球の高さ、バックスピン量が計算できるようになり、リカバリー率が向上したという 週刊ゴルフダイジェスト2021年6月22日号より