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三木GCで開催された「全日本大学ゴルフスーパーリーグ」ってどんな大会?

「第1回全日本大学ゴルフスーパーリーグ」が開催されたが、その名称に「?」と首をかしげる人も多いはず。いったい同リーグはどんな大会なのか。

実は同リーグの“前身”は2018年からあり、名称も「東日本大学スーパーリーグ」、3回目には「大学ゴルフ交流戦(スーパーリーグ)」と変遷し、関東のコースで行われてきた。

最初、日本大学、法政大学が呼びかける形で東北福祉大学も参加し、6校が参集。3回目には中部、関西、中・四国、九州も加わり15校で団体男子・女子、個人男子・女子の覇を競ってきた。

そして4回目までは任意団体として運営してきたが、今年から非営利型一般社団法人として発足するのを機に名称も固定し、協賛する企業も現れた。

同リーグの最大の特徴が学生ゴルフを束ねる日本学生ゴルフ連盟の主催ではなく、自主運営であることだ。目的は学生ゴルフの国際化にあるという。

同リーグ代表理事、日大監督の和田光司氏は経緯を次のように話す。「以前は日米学生対抗のような国際交流がありましたが、今はJGAのナショナルチームに入らなければ国際交流の機会がありません。ゆくゆくはアジア各国の大学チームを招聘しアジア大学ゴルフ選手権、その先には米国大学チームを呼び、交流戦をと考えています。そして英語でルールを読めるような環境にしていきたいですね」

“新装開店”した同リーグは関西に初めて会場を移し、三木GC(兵庫県)が舞台。1日18ホール、2日間36ホールの合計ストロークで順位を競った。参加校は14校。この中に、日本の大学で初めてゴルフ部を創設した慶應大学の名がないのは寂しい。それに関西の有力大学の名もない。

さて今年の同リーグ、団体男子の優勝は日大。2位は中央学院大、3位は東北福祉大。団体女子優勝は東北福祉大。2位は明治大、3位は日大。

個人戦男子は、中川拓海(中央学院大)が優勝。2位は前田光史朗(日大)、3位は出利葉太一郎(日大)。女子優勝は中村好花(福井工業大)。2位は高木美咲(明治大)、3位は益田世梨(東北福祉大)。

来年はアジアからの参加を待ちたいものだ。

男子団体の部で優勝した日本大学

今回参加した大学(順不同)

駒沢大学東京国際大学東北福祉大学
中央学院大学日本大学法政大学
明治大学山梨学院大学早稲田大学
中京大学中部学院大学福井工業大学
大手前大学九州東海大学

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月22日号より