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4日間クローズも。震度6強を記録した福島県沖地震のゴルフ場への影響は?

3月16日午後11時36分、福島県沖を震源地とする最大震度6強の地震は、鉄道や建物などに東日本大震災に次ぐ被害をもたらしたといわれる。該当地域のゴルフ場はどうだったか?

寝入りばなを叩き起こされた人も少なくなかっただろう。一夜明けて東北新幹線や東北自動車道などの被害が明らかになるにつれ、震度6前後を記録した地方のゴルフ場が気になり、話を聞いてみた。

影響が大きかったのは、震度6強を記録した宮城県遠田郡にある宮城野GC。アコーディア・ゴルフ本社の広報担当者によると、「人的被害はないものの、コースは地震発生後から4日間クローズし、現在も浴室は使用不可となっています(コースは使用可)。クラブハウス内の一部に損壊と、コースの一部に亀裂あり。2月末にあった東北の地震(震度6強)の影響もあると思われます」。

一方、震度6弱の地域のゴルフ場は、軽微な被害で済んだようだ。女子プロ「ミヤギテレビ杯」の開催コースとして知られる利府GCはスタッフが次のように言う。

「コースの被害はほとんどなく、クラブハウスも大きな損壊はありませんでした。カート道路の誘導線が一部破損してリモコンが使えず、お客様自身でカートを運転してもらいましたが、翌日から営業しています」

同じく松島チサンCCは「クラブハウスのガラスが割れて天井の一部が落ち、水道も断水。カート道路に何カ所か亀裂が入ったものの、コースは問題ありません。1日クローズして翌日から営業中です」(男性社員)。

また東北最古のゴルフ場で松島湾を望む風光明媚な仙塩GCも1日クローズしただけ。「コースに被害はなく、翌日から営業しています。11年前の東北大震災のときより被害が軽く、水も電気も大丈夫でした」(同GC今野昭子さん)。

最盛期を迎える直前の地震。せめてプレーで“応援”したい。

適度な起伏を持ち、戦略性に富んだ宮城野GC

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月12日号より