“打ち込み”もお咎めなし!? オーストラリアの99歳が達成した人生2度目のホールインワン
ゴルファーなら誰もが後ろの組から打ち込まれるのは不愉快。しかし、それが愉快に変わる出来事がオーストラリアであった。
100歳の誕生日まで2カ月、99歳のヒュー・ブラウンさんは今でも週に3回ゴルフをする“スーパーおじいちゃん”。ティーショットはパー3でも常にドライバーを持つ。
10月中旬、ホームコースである「インドーループリーGC」を回っていたブラウンさんは、5番145メートル(約158ヤード)のパー3でドライバーショットを放った。まだ前の組がグリーン上にいたが、いつもは届かないので、グリーン手前に運ぶつもりで打ったのだ。
ところがピン方向に飛んだ打球はピン手前3メートルに落ち、カップに吸い込まれたという。
普段であれば怒号だろうが、ホールインワン達成にグリーンから歓声が上がる。打ち込みは危険な行為だが、99歳が放った会心の1打は、その場にいた全員を興奮させ、笑顔にさせた。
このニュースを地元のテレビ局が取り上げ、ブラウンさんと目撃した人々にインタビュー。すると、99歳のおじいちゃんは一躍時の人なった。ニュースでは「あれは打っちゃダメだよ。前の組がプレー中だったんだから」とブラウンさんが仲間から、からかい半分、叱られる場面も。
ちなみに、今回はブラウンさんにとって人生2度目のホールインワン。前回が1960年だから実に61年ぶりのエースだったという。
週刊ゴルフダイジェスト2021年11月23日号より