【キミこそ王子だ】Vol.364 考えて体現化することが大好きな高校生
雑巾王子のキミこそ王子だ!!
雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王子候補は広島県出身、広島国際高等学校3年の坂本大賀くん。恵まれた体格を武器に飛距離でアドバンテージを取る中国地区の実力者だ。その振る力に武市驚愕!

今回の王子候補
坂本大賀くん
さかもと・たいが ●主な戦歴/2025 中国アマチュアゴルフ選手権2位 ●ベストスコア/64(広島CC西条C) ●練習/週5日以上200球 ●トレーニング/腕立てやストレッチなど
父親の影響で小学1年からゴルフを始めた大賀くん。幼少期はゴルフというよりはドライバーを振ることが楽しくてしょうがなかったという。その後、ある試合で優勝したことを機に俄然“ゴルフ”が好きに。高校はご縁があり金谷拓実プロと同じ広島国際高校に進学した。
身長183センチという恵まれた体格もあり飛距離には定評がある。スウィングを見た武市も「めちゃくちゃ振り切れていて、いいね~。いい意味で若さあふれる見ていて気持ちいいスウィングだ! 」と絶賛。
しかし、幼少の頃のようにただ力に任せて振っているのではないという。話を聞くと、大賀くんは、至って理性的に振っていることが分かった。
「ボクの理想は、中弾道のストレートフェードボールです。なので、前傾角度をキープすること、手先を使わず下半身リードで回転速度を上げつつハンドファーストでインパクトすることをイメージして振っています」
「いいんじゃない。理想を体現化する方法としては合ってるよ」
「ありがとうございます! スウィングには、いろいろな理論がありますが、それを自分なりに分析して、試してみるのが好きなんです」
「スバらしい! それがたとえ間違っていて上達が遠回りになっても、いろいろ考えて試したことは絶対に無駄にならないからね。後々、必ず役に立つと思うよ。今はどんなことを考えて練習しているの? 」
「ダウンスウィングでは下半身の左サイドからスタートするのですが、その順番を意識して練習しています。最初に左足→左腰ときて、次に胸→腕、そして最後にヘッドの順番を強くイメージしています。そのために、トップで3秒ぐらい止まって、そこから今言った順番を守りながら打つ練習をしたりしています」
「考えてるね~。おっしゃる通り、普通に打つと流れで打てちゃうけど、トップで一度静止すると、大賀くんが言った順番じゃないとクラブが下りてきにくいのが実感できるよね。先輩の金谷拓実プロも、この連載で取材させてもらったんだけど、彼もめちゃくちゃ考える力がある選手だった。広島国際高校のいい伝統だね(笑)」
将来の目標はもちろん、世界の頂点! しかし彼は急いではいない。高校卒業後は明治大学に進学予定だ。そこで勉強とゴルフを両立させながら、「じっくり将来について考えたいと」のこと。
「東京の大学に進学するんだね」
「はい。ゴルフ一本だとひょっとして将来何があるか分からないじゃないですか。あと違う世界を見たい気持ちもあり、ご縁もあり関東の大学に行くことにしました」
「なるほど! 考えてるね~」
「勉強、ゴルフはもちろん、友達もたくさん作っていろんな経験をしたいと思っています。今からとても楽しみです」
振る力だけでなく、考える力も抜きん出ている大賀くん。いろんな意味で将来が楽しみだ! 太鼓判を押す武市であった。
週刊ゴルフダイジェスト2026年2月3日号より


レッスン
ギア
プロ・トーナメント
コース・プレー
書籍・コミック


























