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コースへの交渉からスポンサー集めまで…大学生による大学生のためのコンペに111人が集結!

8月1日(金)に、千葉県のトーヨーCCを貸し切りにして、「第1回学生ゴルファー祭」が開催され、関東を中心とした大学生ゴルファーが111名も集まった。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

コンペを主催したのは、小誌の今年のビューティクイーンでもある泉茉子。彼女自身慶応大学の4年生で、ゴルフのインフルエンサーとしても活動している

コンペを主催した泉は「同じ趣味を持つ学生が、大学の垣根を越えて新しい仲間と出会えるのは素敵だし、社会に出ても役立つ経験になるはず。実現したい!」と構想を打ち立てた。

そうと決まればすぐに行動に出た。これまで自分でコンペを主催した経験を持つ、友人の小野泰輝さんに協力をお願いし、参加者が集まるかどうか不安がありながらも、ゴルフ場を直接訪れ、貸し切りの交渉。数コースと話をしてトーヨーCCからの協力を受けることに成功。真っ先に会場を押さえた。

さらに「大学生だからお金がない。だからコンペもなるべく安く参加できるようにしたい」と、企業に企画書を送り、協賛をお願いして回った。彼女らの熱意が通じたのか、株式会社アジャイルシステム開発をはじめ、日本プロアプローチ協会やD‐Golf Studioなどの援助を受けることができた。また、バンデルやコスパ抜群のスポーツアイテムを展開するレザックスなど多くのブランドや企業の協力でコンペ賞品を集めることにも成功。さらに金子駆大や中西直人、鈴木海斗、堀川未来夢といったプロゴルファーも協賛した。

最初のうちこそ参加者集めに苦労したが、同じく今年のビューティクイーンで大学ゴルフ部に所属した下角紗世をはじめとする様々な大学の人に声をかけていった結果、最終的に25校もの大学から参加者が集まった。大学ゴルフ部に所属する上級者から、初心者までゴルフの腕前はまちまちだが、皆終始笑顔でプレーしていた。

大会に先立ち泉は「今回のコンペは、協賛していただいた企業様をはじめ、多くの方の支援で開催することができました。関係者の皆さんへの感謝を忘れず、マナーを守って気持ちのいいプレーを心掛けて、全力で楽しんでください」と呼びかけていたが、大学生の行動力が多くの人を動かし、大学生だけの大きなコンペを成功に導いた。

パー3で泉とのニアピン対決も実施。勝者にはバンデルのティー&マーカーがプレゼントされた。序盤はショットが乱れ、「景品が足りなくなったらどうしよう」と不安気だったが、次第に安定を取り戻していた

金銭面の援助のほか、コンペ賞品も企業から提供を受けた。ゴルフグッズのほか、焼き肉やしゃぶしゃぶの食事券など、賞品を受け取った大学生はうれしそうな表情を浮かべていた。写真は運営サイドとしてコンペを支えた3人。左から小野泰輝さん、泉、下角

週刊ゴルフダイジェスト2025年9月9日号より