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【待ってろ、ウエハラ! シーズン3】Vol.9 谷繁が企画を乗っ取り!? 主役大畑が巻き返し図る
大畑大介「待ってろ、ウエハラ!」
谷繁元信との対決で後がなくなった大畑。しかし、大畑は“もうダメ”からが強いのだ。さすがギネス世界記録（代表試合トライ数）保持者……って、ギネスなら谷繁も持ってるぞ。しかも、27年連続本塁打&捕手としての最多出場数の2つ……。今週も引き続き、どうする大畑!
ILLUST／Koki Hashimoto TEXT／SHOTANOW PHOTO／ARAKISHIN THANKS／六甲国際GC
上原浩治との対決本番を前に谷繁元信と5ホールのマッチプレーを敢行。3番でバーディを奪取され、谷繁が1アップ。大畑は敗北の危機!!
青木 3番ホールの谷繁さんはすごかったですね。残り220ヤードを2オン。楽々バーディでした。
大畑 スタッフも谷繁さんのショットに釘付けやし。おまけに唯一の課題って言ってたアプローチのマンツーマンレッスンまでしてもらって。
谷繁 野球選手はつま先に体重がかかりやすいから、バランスよく立つように教えてもらいました。
青木 体重が前がかりになると、バウンスを使いにくくザックリしやすいんです。大畑さんもその傾向があります。
谷繁 初めて指摘されました。なんか問題の原因が分かってスッキリです。
大畑 もうこれ谷繁さんの企画になっちゃってない?『谷繫元信の目指せ、トップアマ』みたいな。で、オレはそこにちらっと写るゲスト。
谷繁 じゃあ、上原に勝てなかったらその企画始めてもらおうかな（笑）。
すべてがかみ合いバーディを奪取!
――この発言で大畑の負けず嫌い魂に火が付いた。迎えた370ヤードパー4でドライバーをぶっ放した大畑のショットは上り傾斜をものともせず、260ヤードのビッグドライブ!
谷繁 おぉ、ナイスショット!
青木 上りの左ドッグレッグ。落としどころが見えなかったのに、果敢にショートカットを狙ったナイスショットです。
大畑 もう後がないから攻めていったのが最高の結果になったな。
青木 谷繁さんは持ち球がフェードだからUTで着実にフェアウェイに運びました。これもゴルフ脳が高い人にしかできない攻め方。
谷繁 このホール僕が取っちゃえば、勝ちが確定。空気を読んだり手加減したりはしないよ。
――その言葉の通り、谷繁のショットはピン横約6mにつけるナイスショット。一方の大畑も負けじとピンまで8mの距離につける。
大畑 谷繁さん、憎らしいくらい全く崩れないな。
谷繁 そりゃ僕も負けるの嫌だもん。
青木 このバーディパットが入らないと負けだと思ってください。そのくらいのプレッシャーでやっておけば、上原さんとの勝負でも力を発揮できます。
大畑 青木コーチってたまに「敵でしょ?」っていうくらい厳しいこと言うよね。まぁでも見ててくださいよ。
――完全にスイッチの入った大畑のバーディパットは、カップめがけて一直線。そして見事にカップイン!
大畑 ドヤッ!
谷繁 スゴッ。本当に入れた。
青木 スタッフ一同、びっくりしすぎて空気が変です。
大畑 そこは盛り上がるところやろ!
――谷繁はこのホールパー。まさかのイーブンで最終ホールに突入!
| 1H PAR4 | 2H PAR3 | 3H PAR5 | 4h PAR4 | 5H | |
|---|---|---|---|---|---|
| 大畑 | 6 | 3 | 8 | 3 | ― |
| 谷繁 | 4 | 4 | 4 | 4 | ― |
令和の武蔵になる
オオハタダイスケ
大畑大介。1975年11月11日生まれ。ラグビー元日本代表、伝説のウイング。大阪の東海大仰星高で上原浩治と同クラス。ベストスコア82。「本気を出せば上原に勝てる」と豪語する強メンタル＆フィジカル
迎え撃つは
ウエハラコウジ
上原浩治。1975年4月3日生まれ。読売巨人軍の元エースで、メジャーリーグでも活躍したレジェンド。マウンド上の緊張感を今はコースで味わうのが楽しいという根っからのアスリート気質を持つエンジョイかつ本気ゴルファー。大畑の挑戦に2度とも“勝利”したが……
週刊ゴルフダイジェスト2023年7月18日号より
CS放送のGAORAでは「大畑大介×青木翔 レッツトライゴルフ! ～待ってろウエハラ～」がオンエア中
