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【人気連載アーカイブ】らくトレVol.24 猫背解消にも効果あり!「C字ストレッチ」で“回りやすい”体に【動画あり】

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、猫背を解消し、体を回しやすくするストレッチメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Atsushi Tomura MODEL/Kanako Mizutan(GOLULU)


メニューNo.24

体を大きく反らす「C字ストレッチ」


今回は全身をダイナミックに伸ばす「C字」ストレッチを紹介します。現代人はデスクワークやスマホ生活などで、前かがみの姿勢になりやすく、かなりの割合で猫背の傾向があります。これを解消するためには、体の前面をしっかり伸ばす必要があります。また、体を伸ばすだけでなく、体を縮める動きも交互に行います。そうすることによって筋肉がよりほぐれ、よい状態になります。筋肉がほぐれると正しい姿勢でアドレスできるようになりますから、スウィング時の回転力アップにもつながります。

Exercise
上体を反らし体を伸ばす

【STEP1】
片ひざ立ちの状態で背筋を伸ばす

まずは片ひざ立ちの状態で背筋を伸ばし、両手を太ももの上に置いて「C字」ストレッチの準備をします。片ひざ立ちは右足が前でも左足が前でも、どちらでも構いません

【STEP2】
両手を真上に上げる

両手を真上に上げ、体を反らせていきますが、ポイントは反動をつけないこと。反動をつけて体を反らせると、無理な動きが生じて腰を痛める原因になります。十分注意してください

【STEP3】
上体を反らせ体でC字を作る

腕を伸ばしたまま、ゆっくりと上体を反らせていき、体が「C字」になるようにダイナミックに伸ばしましょう。ただ、無理に反らせると腰を痛めてしまうので、気持ちいいと感じる範囲で行ってください。伸ばしているとき、呼吸を止めないことも大事なポイントです

【STEP4】
片ひざ立ちの状態で背筋を伸ばす

体の前面をしっかり伸ばしたら上体を戻し、前足を伸ばしてつま先を上げ、手のひらでつま先をタッチするように前屈します。筋肉を伸ばした後に縮めることで、筋肉をほぐす効果がより高まります

「C字」が難しい人はこちらから
>>手を胸の前で組み体をゆっくり反らす

「C字」ストレッチが難しく感じる人は、両手を真上に上げるのではなく、胸の前で組み、体をゆっくり反らせるだけで十分です。股関節、腹、胸といった体の前面が伸びている感じが得られれば、姿勢改善や猫背解消の効果も十分に期待できます

正しい動きを動画でチェック!

ここに効く!
全身をダイナミックに伸ばしたり、縮めたりする動きを交互に行いますから、股関節、腹筋、胸筋、肩周りの筋肉、背筋など上半身の筋肉にまんべんなく刺激を加えることができます

どのくらいやるの?
このストレッチは時間をかけてゆっくり行うのがポイント。最短で5秒、できれば10~15秒かけて体を伸ばします。回数は1~3セットを目標にしましょう

こんな人に!
デスクワークが多く、前かがみの姿勢で長時間過ごしているため、猫背になっている人、それが原因で肩が回りづらくなっている人におすすめです

どんな効果が?
姿勢が改善されることで全身の可動域が広がりますからスウィングの回転力がアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2020年8月11日号より