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【3ツアーズ】平均24歳! 最強男子軍団が女子の3連覇を阻止

<日立3ツアーズ選手権/大栄CC(千葉)/12月11日>
PHOTO/Hiroyuki Okazawa

国内男子、国内女子、男子シニアの対抗戦「3ツアーズ」は、近年女子の勢いに押されがちだった男子ツアーが奮起。比嘉一貴や星野陸也などオール20代で臨み、女子の3連覇を阻止した。

ファーストステージで7アンダーのベストスコアをマークした比嘉・星野組。比嘉は、後半の河本とのペアでも2アンダーのベストスコアを出し、MVPとなった

国内男子(JGTO)、国内女子(JLPGA)、シニア(PGA)が6人ずつ出場する対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」は、男子チームの勝利で幕を閉じた。

2人1組でペアを組み、午前のファーストステージではフォアボールストロークプレーによるベストボール方式、午後は1つのボールを交互に打つフォアサムストロークプレーのオルタネート方式。

選出メンバーは各ツアーの賞金ランクやメルセデスランクを元に選出された3人と推薦枠の3人からなる。

国内男子からは出場24試合中4試合優勝という驚異の勝率を誇る比嘉一貴、26歳にして通算6勝の星野陸也、アマチュア史上初となるツアー2勝をあげた蟬川泰果、驚異の飛距離(平均314.74ヤード)を武器にルーキーイヤー2勝の河本力、桂川有人、大西魁斗というそうそうたる顔ぶれ。

開催前日に星野が「今年の男子は最強ですから!」と力説していたところに居合わせた稲見萌寧は、「今年は男子に勝てないと思いますよ」と早々に”白旗”を上げる場面も。

一方、シニア勢は「今年は若手を揃えて”勝ちに”行きます」と意気込みを見せていた。

いざふたを開けてみると、ファーストステージは予想通りスコアの伸ばし合いとなり、男子チームが大幅リードしたが、セカンドステージは強風が吹き始め、どの組も我慢の展開に。

しかし男子チームが前半のリードを守り切り、男子チームが1位(21ポイント)、女子チームが2位(19ポイント)、シニアチームが3位(14ポイント)という結果になった。

今季の男子ツアーでは20代の躍進が目立ち、賞金ランク上位5人は全員20代。ここ数年、人気絶頂の女子ツアーに後塵を拝することが多かった男子ツアーだが、来年はいよいよ男子の”時代”が来るか⁉

男子チーム
平均年齢24歳の最強チーム!

左から河本力、桂川有人、比嘉一貴、大西魁斗、蟬川泰果、星野陸也。平均年齢24歳、史上最年少のチーム構成だが、この6人が今後の男子ツアーを引っ張ることだろう

女子チーム
計30勝のオールスター軍団

大会3連覇を狙ったが惜しくも2位となった女子チーム。左から堀琴音、山下美夢有、小祝さくら、吉田優利、稲見萌寧、菅沼菜々

シニアチーム
平均年齢54歳とこちらも”若手”

残念ながらシニアチームは3位。左から鈴木亨、藤田寛之、P・マークセン、兼本貴司、塚田好宣、深堀圭一郎

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月27日号より