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ノーマン退陣? 続投? 今月の“LIV”まとめ

サウジアラビア政府系資本をバックに、高額の契約金や賞金が話題を呼んだLIVゴルフ。今年6月の開幕し、10月末に今季の最終戦を迎えたが、11月に入ってもニュースは絶えなかった。それらを整理してみよう。

まず世間を驚かせたのは、11月10日に英テレグラフが報じた「CEO交代」の報。LIVが最高経営責任者としてG・ノーマンの後任を準備しているというのだ。

後任候補は大手ファストフードチェーンの現CEOで、かつてテーラーメイドでも代表を務め、売上高を1年間で7倍近く増やしたという辣腕、マーク・キング氏。しかしLIV側は「グレッグの肩書や役職に変更が加えられているといういかなる情報も誤りである」と、これを即座に否定。

ただしテレグラフによれば、今後ノーマンをあまり人前に出さない役割へシフトすることを検討している可能性があるという。

そしてその3日後、今度は23年に開催される14大会のうち1つをオーストラリアで開催することを発表。4月の大会は南オーストラリア州の州都アデレードにある「グランジGC」で開催されることになる。ちなみに同ゴルフ場は、ノーマンがプロ入りして初めて優勝した思い入れある場所で、「アデレードを紹介できることを非常に楽しみにしている」とノーマンもコメントしている。

先日、R&AのM・スランバース氏がLIVゴルファーの全英出場を容認する発言をしたことは伝えたが、依然LIVへの世界ランキングポイントの付与は認められていない。

これに対しJ・ラームは「僕はポイント付与に反対しないが調整は必要だと思う」とコメントしており、“反LIV派”の急先鋒であるR・マキロイも「ダスティンが30位以下に落ちるようなら、このままでは正確なランキングにはならない」と大人な意見。さらに「グレッグは去るべきとき。大人がテーブルにつき話し合うべきだ」と発言している。

世界中から注目を集め続けるLIV。まだまだ目が離せなさそうだ。

今後のキーマンは誰になる?

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月6日号より