飛ぶだけじゃない! 大型ルーキー・蟬川泰果の強さの秘密はパッティングにあった
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300ヤードを超える飛距離を武器に、史上初のアマ2勝を果たしプロ転向した蟬川泰果。そんな蝉川の強さの秘密は、実はパッティングにあった。
PHOTO/Shinji Osawa、Tadashi Anezaki
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解説/橋本真一
はしもとまさかず。ツアープロから引っ張りだこのパッティング専門コーチ
パナソニックオープン時の平均パット
初日 | 1.6923(39位T) |
2日目 | 1.4615(2位) |
3日目 | 1.4667(1位) |
最終日 | 1.3846(1位) |
転がりのよさが一級品
飛距離に定評のある蟬川泰果だが、スタッツを見るとパットの貢献度も高い。そんな蝉川のパッティングの特徴を橋本真和コーチに聞いてみた。
「蟬川プロの特徴は、ややハンドファーストに構え、支点を左肩にしていること。バックスウィングでは、左肩を下げてクラブを上げ、切り返しからは左肩を上げてストロークします。すると、軸がブレずに自然とアッパー軌道になるため、フェースアングルも安定し、順回転で転がりのいい球を打てるんです。パットのスタッツがいいことも納得です」
橋本’s CHECK
ホウキで掃くように打っている
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ポイント1
左肩支点でストローク
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切り返しから左肩を上げるようにストロークする。すると自然とアッパー軌道になる。加えてフェースアングルも安定する
ポイント2
左手はウィークでグリップ
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アッパー軌道で打つため、ロフトが寝すぎてしまう可能性がある。これを打ち消すために左手をウィークに握ってロフトを立てている
理想の転がりを生む
“3本ティー”ドリル
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パターはピン「PLD カスタムパター アンサー」
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1本19万8000円のオーダーメイド
ヘッドが少し軽めなため、トウとヒールにタングステンを入れて重さを調整。昔からピンタイプのパターを使用している
月刊ゴルフダイジェスト2023年1月号より