【伊藤園レディス】「スコアが良くても悪くても笑顔でラウンドしたい!」馬場咲希がローアマ獲得
今季4勝目を挙げた山下美夢有が年間女王に輝いた伊藤園レディス。全米女子アマを制し、先日タイで行われたアジアパシフィック女子アマから帰国した馬場咲希は30位タイでローアマを獲得した。
PHOTO/Shinji Osawa THANKS/伊藤園レディス
タイで行われたアジアパシフィック女子アマに出場し、最終日に父・哲也さんにバッグを担いでもらった途端、6バーディ・ノーボギーのベストスコアで6位タイに入った馬場咲希(代々木高2年)。その後、とんぼ返りで帰国し、伊藤園レディスに参戦した。馬場は身長173センチの原英莉花、172センチの渡邉彩香とともに長身の“飛ばし屋”3人で初日を迎えることに。馬場の身長は175センチ。
「アゲンストのなかでも強い球を打っていてすごいと思った」と先輩2人の球筋を目の当たりにした馬場。
「前半はピンチがあっても調子のいいパットでしのげました。後半はバーディがなかったので悔しいですけど、耐えることができてよかったです。いいゴルフができました」と笑顔でラウンドを終え、3アンダー13位タイと上々のスタートを切った。
2日目はショット、パットが決まらず、前半を終えた時点で1オーバー。だが、後半では3バーディ・ノーボギーと巻き返し、予選を突破。
「この2日間、ミスをしても切り替えて楽しめています。スコアが良くても悪くても笑顔でラウンドしたい。最後まで諦めずに頑張ります」と最終日への意気込みを語った。
最終日はピン位置も難しいうえ風も強く、厳しいラウンドとなった。
「上がり3ホールが難しかったです。ピン位置が左右に振ってあり、池の上とかグリーンの外から回していかなきゃいけなかったのですが、なぜか逃げてしまう感じになって3連続ボギーで終わってしまいました。後半2連続バーディで攻めることもできましたが、そこから消極的になってしまい攻め切れなかったです」
ローアマを獲得した馬場は喜びもあったが悔しさも大きかった。
「2日目まで頑張って耐えて、スコアもアンダーを出せたので良かったですけど、最終日は崩れました。それも攻めきれず、ミスも多かったのでそれがけっこう悔しいです。ショットの精度を上げないとダメだと思いました。エリエールでは同い年の友達がキャディを務めてくれるので、今回よりも楽しい気持ちを忘れずにプレーしたいです」
最終日はピン位置が左右に振ってあり、風も強く難しいセッティングとなったが、13番、14番で連続バーディを決め、攻めのゴルフを見せた
最終成績は30位タイ。今週開催の大王製紙エリエールレディスにも出場予定だ。次戦では笑顔のプレーに期待したい
週刊ゴルフダイジェスト2022年11月29日号より