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【マスターズGCレディース】「こんなに早く勝てて嬉しいです」19歳ルーキー川﨑春花が早くも2勝目!

<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース/マスターズGC(兵庫)/6585Y・パー72/10月20日〜23日>
PHOTO/Hiroaki Arihara

兵庫県のマスターズGCで開催された「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」は、19歳のルーキー・川﨑春花が混戦を制し優勝。早くもツアー2勝目を挙げた。

今年で20回目の記念大会となった「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」が開催。優勝は9月の日本女子プロゴルフ選手権でツアー初優勝を飾った19歳のルーキー、川﨑春花。河本結、佐藤心結との三つ巴の接戦を制した。

「1勝目からこんなに早く2勝目ができて本当に嬉しいです。日本女子プロの優勝後、2週連続で予選落ちしてしまい、まぐれで勝ったみたいに思われるかなという、気持ち的な焦りがありました。でもそのときに自分の立ち位置ですとか、自分のゴルフを見直すことができました。最後まで自分のゴルフ(攻めるゴルフ)ができて本当によかったです」

最終日最終組は初体験となった川﨑は実は緊張していたという。

「ステップ・アップ・ツアーでは最終日最終組の経験がありましたが、レギュラーは初めてで最初はワクワクしていたんですけど、始まったら緊張しまくりでした。1番で3パットしちゃいましたし。後半もリーダーボードを見てしまい、さらに緊張しました。でもボギーの後、それを引きずらず、次のホールでバーディを決められたのは、攻めのゴルフのおかげだと思います。自分の持ち味は攻めるゴルフ。そのなかで守りながら攻める、攻めながら守るといった応用を利かせられるように意識していました。難しいことですけど、そういうメリハリのあるプレーを心がけたいです」

川﨑は今回の勝因について、「パットがよかったです。初日にパットで苦しんでいて、翌日から少し打ち方を変えました。ボールとの距離が遠くなっていたので、少し近くに立って手元を上げるようにして打ってみたらすごくよくなりました。パットが決まってくれたことが大きいと思います」

プロ2勝目は難しいと言われるが、あっさりと勝ってしまった川﨑。今後の活躍に注目したい。

川﨑のキャディは高校ゴルフ部の同級生。「アマチュアのときから担いでもらっていて楽しくラウンドできました」と川﨑

初日からトップに立ち、川﨑と同じ最終組で回った河本結は1打及ばず惜敗。「めゃめちゃ悔しいです。パットのラインが上手く読めなくて決め切れなかったです。次戦の課題にします」と河本

最終日に7バーディ、ノーボギーの65をマークした佐藤心結(みゆ)。川﨑と同じ、2021年プロテスト同期の19歳ルーキーだが、初優勝の日も近そうだ

<マスターズGCレディース・最終成績>

優勝川﨑春花-15
2位T佐藤心結-14
2位T河本結-14
4位T申ジエ-12
4位T西村優菜-12
6位大出瑞月-11
7位吉田優利-10

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月8日号より