全英の直前に挙式。72歳トム・ワトソンが3度目の結婚
メジャー8勝のレジェンド、トム・ワトソン(72)が7月10日、CBSスポーツの広報バイスプレジデントであるレスリーアン・ウェイドさんと結婚した。
ワトソンにとっては3度目の結婚。最初の妻リンダさんとはプロデビュー2年目の72年に結婚し、5年後に離婚しており、2番目の妻ヒラリーさんと99年に再婚。幸せな結婚生活を送り、趣味のカッティング(馬に乗りながら行う競技)を「妻から習って今では私にとって一番の趣味になった」と語っていたが、17年にリンダさんのすい臓ガンが発覚。2年の闘病の末、19年に帰らぬ人となった。
悲劇的な別れを経験したワトソンだが、新しいお相手がいるのでは? とささやかれていた。そして今年5月にレスリーアンさんと婚約。全英の直前に結婚式を挙げ、2人でセントアンドリュースへと旅立った。
レジェンドの結婚はさまざま。J・ニクラスは妻バーバラさんと1960年に結婚し、今年62周年を迎えた。ゴルフ界きってのおしどり夫婦として知られ、かつてニクラスが太っていた頃、バーバラさん手作りのキャベツスープで減量に成功したというほほえましい逸話もある。
ニクラスの親友G・プレーヤーは、昨年最愛の人ヴィヴィアンさんをすい臓ガンで失った。14歳のとき垣根越しに出会った少女を「僕はあの子と結婚する」と兄に宣言して笑われたが、オーストラリアでプロ初優勝した21歳のときに賞金を持って帰り、プロポーズ。64年間の結婚生活で、6人の子供と22人の孫、ひ孫2人の大家族に恵まれた。
A・パーマーは、99年に45年間連れ添った妻ウィニーさんと死別。05年にキャスリンさんと再婚し、11年後に他界。当初「再婚相手は財産目当てでは?」と噂されたが、実は妻のほうがパーマーを上回る資産家だったことがわかった。
G・プレーヤーはよく「プロゴルファーにとって妻選びはとても重要」と力説していた。
とにもかくにもワトソン&レスリーアンさん、末長くお幸せに!
週刊ゴルフダイジェスト2022年8月2日号より