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全英前に開催された歴代王者のチーム戦に中島啓太が出場

ゴルフ発祥の地セントアンドリュース(オールドC)で開催された今年の全英オープンは第150回記念大会。試合前には歴代チャンピオンが集う「セレブレーション・オブ・チャンピオンズ」が催された。

その特別なイベントに日本人で唯一出場したのが中島啓太。アジアパシフィックアマ覇者であり、マコーマックメダル(最優秀アマチュア)を受賞したナンバー1アマチュアが、出場10組中先頭バッターを任され、前年のチャンピオン、C・モリカワ、全英女子オープン覇者A・ノードクイスト、全英女子アマ優勝のJ・ベイカーと同組でプレー。有名な1番、2番、17番、18番を回るチーム戦は“選ばれし者だけの特別なステージ”となった。

R・マキロイ、L・トレビノ、G・ホールと同組でプレーしたタイガーは、「偉大なチャンピオンと未来のスターが同じ舞台に立ってプレーするのは、歴史ある大会にふさわしいイベント。セントアンドリュースには独特の空気感がある。ファンの皆さんの前で素晴らしい思い出を作りたい」とコメント。

「タイガーやマキロイ、トレビノと一緒にプレーできて、すごく興奮しています。でもきっとアマチュアのケイタやジェス(・ベイカー)は私以上にワクワクが止まらなかったでしょうね」と全英女子のタイトルを持つG・ホール。そんな場に中島を起用したのは、主催のR&Aが彼を“未来のスター”と認めた証しだ。

「初めてここに来たけれど、17番、18番を歩いただけで感動した。皆がここに憧れる意味を肌で感じた」とモリカワ。アマチュア最後のメジャーとなるであろう歴史的な全英オープンで戦った中島にとっても、この経験は生涯残る宝物になったことだろう。

チーム戦はN・ファルド、J・デーリー、Z・ジョンソン、L・ウエストハイゼン組が優勝。記念イベントは華やかに幕を閉じた。

次はプロとしてこの舞台へ(PHOTO/Blue Sky Photos)

週刊ゴルフダイジェスト2022年8月2日号より