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【トヨタジュニア】15歳松井の果敢な直ドラも2打及ばず…3年ぶりの国別対抗戦は男女とも2位

<2022トヨタジュニアゴルフワールドカップ/白山ヴィレッジGC(三重)/男子7018Y・パー72、女子6358Y・パー72/6月22日〜24日>
PHOTO/Hiroyuki Okazawa

今年で28回目を迎えた18歳以下(大学生を除く)の国別対抗世界選手権、トヨタジュニアゴルフワールドカップ。新型コロナウイルスの影響もあり、2020、21年と以来開催が見合わされていたが、今年は三重県の白山ヴィレッジGCに会場を移し、3年ぶりに開催された。

2019年大会以来、3年ぶりの開催となった今大会は男子7カ国、女子6カ国の選手が参加し、3日間54ホールのストロークプレーで行われた。男子は1チーム4選手の各日上位3選手の合計スコア、女子は1チーム3選手で各日上位2選手の合計スコアで競われた。

15年大会以来、5大会ぶり5度目の優勝を狙った日本男子。最終日は首位カナダと3打差の2位タイから逆転を狙うが、惜しくも2打及ばず2位に終わり、カナダが初優勝を飾った。

最終日、最終組で回った日本の松井琳空海(りうら)。最終18番、パー5の2打目。何とか首位に追いつこうと、直ドラで果敢にグリーンを狙う。わずかにグリーン左に外したが、きっちり寄せてバーディ。それでもカナダチームに2打届かなかった。だが初日には「65」をマークして首位発進と、日本男子最年少の15歳ながらチームを引っ張った

一方、18年に古江彩佳、西村優菜、安田祐香、19年に山下美夢有、岩井明愛、梶谷翼というメンバーで連覇している日本女子。3年越しの3連覇を狙い最終日に3ストローク伸ばしたものの、スペインに7打差をつけられトータル8アンダーで2位に終わった。

トヨタジュニアは、これまでに松山英樹をはじめ、マスターズ4名、全米オープン2名、全英オープン2名のメジャーチャンピオンを輩出。ビクトール・ホブラン、ホアキン・ニーマン、金谷拓実ら、トヨタジュニアで一緒に戦った選手が世界で活躍している。今回、出場した選手たちも近い将来、プロの世界で活躍することだろう。

大会は個人戦の表彰もあり、通算9アンダーの大嶋港(関西高2年/左から2人目)と松井琳空海(四国学院大香川西高1年/右)が2位で並んだ。髙田圭一郎(岡山県作陽高2年/右から2人目)は17位、古川創大(日章学園高3年/左)は21位だった

日本女子代表は3人とも16歳。個人では最終日「69」でプレーした上田澪空(共立女子第二高2年/中央)が3位、徳永歩(ECC学園高2年/左)は9位、手塚彩馨(佐久長聖高2年/右)は13位で大会を終えた

男子団体はカナダが28アンダーで逃げ切り初優勝。猛追した日本は2打届かず2位

<団体戦成績(男子)>

1位カナダ-28
2位日本-26
3位スウェーデン-24
4位南アフリカ-14
5位イタリア-13
6位メキシコ-11
7位チリ-3

<団体戦成績(女子)>

1位スペイン-15
2位日本-8
3位カナダ-7
4位コロンビア-2
5位南アフリカ+1
6位メキシコ+2

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月12日号より