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【全米オープン】「イメージが出ていた」松山英樹が圧巻パットで「65」と追い上げ4位フィニッシュ

速報
2022.06.20

<全米オープン/ザ・カントリークラブ/7264Y・パー70/6月16日~19日>

名門ザ・カントリークラブで開催された全米オープンは、イングランド出身のマシュー・フィッツパトリック(27)が通算6アンダーでメジャー初優勝を飾った。日本勢でただひとり予選を通過した松山英樹は、最終日に「65」をマークし、トータル3アンダー4位でフィニッシュした。

最終18番パー4のセカンドショットを放つ松山(PHOTO/Jeff Haynes/USGA)

初日、2日目はともに「70」(パー70)でイーブンパー、3日目は「72」と2つスコアを落とし、2オーバー17位タイで最終日を迎えた松山英樹。全米オープンらしい難セッティングに他の選手も苦しみ、トップは4アンダー。6打差とはいえ、展開次第ではまだ分からない。

3日目はボギーが先行する苦しい展開だった松山だが、最終日は2番パー3でグリーン外から3打目を直接カップインさせピンチをしのぐと、6番、7番と連続バーディを奪いトータルイーブンパーに戻す。

圧巻だったのは、12番と13番。11番パー3で嫌な距離のパーパットを沈めると、12番パー4では8メートルの大きく曲がるフックラインを読み切りバーディ。さらに13番パー4では12メートルのスライスラインをまたしても読み切り連続バーディ。

「昨日からすごく(パットの)イメージはよくなっていた。12番もイメージがすごく出ていて、13番も、ラインは(キャディの)将太に聞くまでもなく、(キャディから)『イメージ出たんですか?』と聞かれるぐらい、いい感じで打てた」と松山。

16番パー3でも6メートルのバーディパットをねじ込み、18番パー4ではファーストパットを2メートルほどオーバーさせるも、見事パーセーブ。トータル3アンダーでホールアウトした。

「65」は最終日のベストスコア。難グリーンで3日目の7番以降ボギーなしと、パットが冴えわたった決勝ラウンドだった。

優勝は、4アンダーの首位タイからスタートしたイングランドのマシュー・フィッツパトリック。前回王者のジョン・ラームやマスターズ覇者のスコッティ・シェフラーら実力者が上位にひしめくなか、堂々たるプレーぶりで後続を振り切り、トータル6アンダーで初のメジャータイトルを獲得した。

メジャー初優勝を果たした27歳のマシュー・フィッツパトリック(PHOTO/Jeff Haynes/USGA)

<全米オープン 最終成績>
優勝 マシュー・フィッツパトリック -6
2位T スコッティ・シェフラー -5
2位T ウィル・ザラトリス -5
4位 松山英樹 -3
5位T コリン・モリカワ -2
5位T ローリー・マキロイ -2
7位T デニー・マッカーシー -1
7位T アダム・ハドウィン -1
7位T キーガン・ブラッドリー -1