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本格オープン

本人に無許可でドキュメンタリー番組。タイガーサイドが猛抗議

週刊ゴルフダイジェスト
2021.01.21

1月10日、アメリカのケーブルテレビ局HBOでタイガー・ウッズの半生を描いたドキュメンタリーが放映された。番組は2部構成で17日に2回目を放映。だがこの内容を巡ってタイガーのエージェントであるマーク・スタインバーグ氏が非難する声明を発表した。

「HBOドキュメンタリーは史上最高のアスリートの不完全な肖像画を描いたに過ぎず、私たちの許可を得ていない凶暴な部外者の試みです」と強い言葉で批判したスタインバーグ氏。

ドキュメンタリーはアーメン・ケティヤンとジェフ・ベネディクトの共著で18年に出版された伝記本「タイガー」をもとにしており、ケティヤン氏は番組のエグゼクティブプロデューサーに名を連ねている。

ドキュメンタリーと本はどちらもタイガーと父・アール氏との関係が描かれ、それが彼の成長にどのような影響を及ぼしたかを検証するもの。本が出版された当時も、タイガーサイドは内容を問題視していた。

「有名税」といえばそれまでだが……(写真は2003年全米オープン)

番組内にタイガー本人のインタビューは収録されておらず、代わりにかつて彼と関係がありながら、その後なんらかの理由で袂(たもと)を分かった人物のインタビューが多く登場。そのなかには元キャディのスティーブ・ウィリアムズ、元ガールフレンドのディナ・パー、さらに2009年に世間を騒がせた不倫スキャンダルでもっとも脚光を浴びたレイチェル・ウチテル嬢らが含まれている。

タイガーから全権を委任され代理人として“君臨”するスタインバーグ氏はタイガーがプロデビューした3年後の98年から現在に至るまでクライアント(タイガー)を全面的にサポートしている。

有名税といってしまえばそれまでだが、無許可の放映はルール違反ではある。また見る側、受け取る側によってとらえ方は違うし、たとえ不完全な肖像画だとしてもそれを真実ととらえる人もいるだろう。タイガーの心境やいかに?

週刊ゴルフダイジェスト2021年2月2日号より