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【名手の名言】ウォルター・ヘーゲン「両足の“グリップ・オブ・ザ・グラウンド”は手に勝るとも劣らない重要な要素」

レジェンドと呼ばれるゴルフの名手たちは、その言葉にも重みがある。ゴルフに限らず、仕事や人生におけるヒントが詰まった「名手の名言」。今回はプロゴルファーの地位を確立させた伝説の名手、ウォルター・へーゲンの言葉を2つご紹介!


グリップは手だけのものではない
両足の“グリップ・オブ・ザ・グラウンド”は
手に勝るとも劣らない重要な要素なのだ

ウォルター・へーゲン


強烈な個性を持ち、ボビー・ジョーンズが「球聖」ならば、ウォルター・ヘーゲンは「プロの中のプロ」と呼ばれた。

ヘーゲンは卓越した技術を持ちながら、不思議なことに、自伝は上梓しているが技術書の類は一冊も遺していない。だから表題の言葉は珍しい。これは1923年『ゴルフマガジン』に載ったヘーゲンのレッスン「ウォッチ・ユア・スタッズ」の中での一文。

ヘーゲンのスタンスは、広いことで知られていた。スタンス幅は肩幅というのが基本とされていたが、ヘーゲンのそれは肩幅よりだいぶはみ出していた。

上半身のスウィングを大きくするには下半身の安定が絶対必要ということで、両足が「地から生えた」ようなスタンスをとるべきだと表現している。

近年“地面反力”という言葉がゴルフ界でも注目されているが、今から100年も前に、ヘーゲンは“大地をつかむ”ことの重要性を感じ取っていたのだ。


チップインはまぐれ当たり
カップにデッドに止まれば
それが本当のナイスショットだ

ウォルター・へーゲン


まぐれ当たりの最たるものはホールインワンであろう。

まぐれ当たりはいかに結果がよくても、ナイスショットといえる価値はなく、それよりも確実にピンそばへ寄せるのが真のナイスショットだと、へーゲンは警句を発しているわけだ。

この言葉は、「ナイスショットとまぐれ当たりの違いは、予期したか、しなかったかの違いである」(ゴルフ評論家、ロバート・ブラウニング)や「ピンそばにつければグッドショットだが、ホールインすればただの偶然」(ベン・ホーガン)とも一脈通ずる。 ヘーゲンの自伝『ザ・ウォルター・ヘーゲン・ストーリー』に出てくる言葉で、ほかにも警句の宝庫のような書物となっている。

■ウォルター・ヘーゲン(1892~1969年)

米国・ニューヨーク生まれ。ツアーだけで生計を立てた最初の人で、プロゴルファーの地位を高めたと評価されている。真っ白なロールスロイス、白いタキシード姿で現れ、車で着替えをしたのは、当時ハウスに入れなかったプロの地位への反抗だったのだろう。ゴルフの技術は天才的で「ピアニストのタッチと、金庫破りのデリケートさを持った男」と評され、一世を風靡した。全英オープン4回、全米オープン2回、全米プロ5回制覇。ボビー・ジョーンズとはまた違う次元で、ゴルフ史に大きくその名を残している。

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