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日本ツアー6勝のショーン・ノリスが母国・南アフリカで涙の欧州ツアー初優勝!

昨年の日本オープン覇者で国内ツアー6勝のショーン・ノリス(39)が母国・南アで行われたDPワールドツアー(欧州ツアー)の「ステインシティ選手権」で初優勝を飾った。

39歳にして地元で念願の初勝利。3週間前に生まれたばかりのライリー・グレースちゃんを抱きながら勝利者インタビューに答えたノリスは、「何と言っていいのかわからない。ここまで本当に長い道のりだった。家族と地元のファンの前で勝てて良かった」と言葉を詰まらせた。

最終日は2位に4打差の首位からスタートしたが、前半スコアを落とし、後続の猛追にあった。一時トップの座を譲り渡したものの終盤持ち直し、最後は3打差の逃げ切りV。

「キャディをしてくれた兄に『結果を気にせず楽しもう。うちで一緒にゴルフをするときのようにね』と話した。2日目までは練習ラウンドのように気楽にできたけれど、最終日はさすがにそうはいかなかった」。結果だけ見れば楽勝に見えるが、地元の期待に応えなければならない重圧は、ノリスの双肩に重くのしかかっていた。

プロ転向は02年。今年でちょうどキャリア20年になる。サンシャインツアー(南アツアー)で2勝を挙げているが、その後は苦戦続き。戦う場を求めて15年からアジアンツアーを転戦。16年にアジアと日本ツアー共催の「ミャンマーオープン」で優勝し、主戦場を日本に移した。

「はっきり言ってヨーロッパは好きじゃなかった。旅もコースも大変。その点、日本は住みやすい。移動距離も短いし食事も美味しい」という親日家はあっという間に6勝を挙げ、18年と19年は今平周吾とシーズン最後まで賞金王を争った。

この勝利で世界ランクは62位に浮上。すべてのメジャーに出場できるトップ50目前だ。日本ツアー育ち、遅咲きの苦労人の涙にはグッとくるものがある。

5月に40歳を迎えるノリスだが、まだまだ勝ち星を重ねそうだ(写真は2021年マイナビABC。PHOTO/Hiroaki Arihara)

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月12日号より