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8番アイアンで302ヤード! ドラコン王者の驚愕の飛びにデシャンボー脱帽

8番アイアンで打って飛距離302.5ヤード! 場所はブライソン・デシャンボーの自宅だが、打ったのはデシャンボーではない。

8番アイアンで302.5ヤードという驚きの数字は、2019年の世界ロングドライブ選手権で優勝したカイル・バークシャーがシミュレーターで記録したもの。299ヤードのショットを2球打った後に出したのが、この302・5ヤード(ボールの初速度は時速169.4マイル=秒速75.7m)だ。

これには昨シーズン、PGAツアー史上最高の322.1ヤードの年間平均飛距離を出したデシャンボーも「すごい」の一言。「ツアープロのドライバーの平均飛距離(昨シーズンの296.4ヤード)より飛んでいる。それも8番アイアンで……」と、もらしたという。

あくなき探求心のデシャンボー。いったいどこまで飛距離を伸ばすのか(写真は2020年のWGCメキシコ選手権。PHOTO/Tadashi Anezaki)

デシャンボーは先月、バークシャーとゴルフユーチューバーとして知られるガレット・クラークを自宅に招待。ガレージにある特殊な運動機器で、トレーニング法について議論した後、3人でシミュレーションゴルフをしたという。

デシャンボーはバークシャーに「真っすぐ飛ばすために、左手をインパクト時にターゲットに向けるといいよ」とアドバイスすると、バークシャーは「飛距離を出すために一瞬トップでタメを作るんだ」とデシャンボーにアドバイス。ドラコンの競技では最高492ヤード飛ばしたことのあるバークシャー。デシャンボーはさらなる飛びの秘訣をバークシャーから聞き出したかったのかも?

デシャンボーのトレーニングやバークシャーのスウィングを目の当たりして、ビデオをYouTubeにアップしたガレット・クラークは、「ボール初速が時速300マイル(秒速134m)を超える日も近いかも……」とコメント。

それにしても、ドラコンプロやユーチューバーとも交流し、さらなる飛距離アップを目指すデシャンボー、恐るべし。

週刊ゴルフダイジェスト2021年1月26日号より