「ノミが頭を貫通するような痛み」コロナ感染のグレッグ・ノーマンが語った衝撃の症状とは【バックナイン】
米ツアー20勝のレジェンド、グレッグ・ノーマン(65)がコロナに感染していたことがわかった。ノーマンが告白した驚きの症状とは――?
体調不良を感じ、ノーマンが病院を訪れたのは昨年のクリスマスのこと。陽性が判明する前、自宅で自主隔離を行ったがほどなく感染を確認。フロリダの病院に緊急入院し、その様子をインスタグラムに投稿した。
「病院ではパムラニピマブ抗体の接種を受け、完全な回復への道を歩んでいます」と綴り、病院関係者に謝辞を述べたノーマンは自身が経験した症状について衝撃的な告白をした。
「自分は健康で体も頑丈。痛みにも強いほうだと思っていましたが、このウイルスはこれまで経験したことのないようなさまざまな症状を引き起こしました。ノ
ミが頭を貫通するような痛み。そのたびに少しずつ何かが削り取られるような頭痛、発熱。大腿四頭筋や股関節屈筋は疲労感とだるさで機能せず、かつてないレベルの筋肉痛と関節痛に苛まれました。ビールやワインの味もわからず、名前やものごとの記憶にさえ障害が出たのです」
ノーマンは息子のグレッグ・ジュニアと12月19日、20日の両日、タイガー親子が出場して話題になったPNCチャンピオンシップでプレーしており、大会前と大会後のPCR検査では陰性だった。ところが、わずか数日後に発熱と節々の痛みに見舞われ、クリスマスの日に病院を訪ね再検査した。
あいにくグレッグ・ジュニアと彼のフィアンセ、ノーマンの妻も陽性となり養生活に入ったが、大会に出場した親子、関係者への感染は確認されていない。
ノーマンの住むフロリダはアメリカでも感染者を多く出した州のひとつ。
「私はこの恐ろしいウイルスを誰にも経験させたくありません。自分のためだけでなく家族や友人、周りの人々のために正しいことをしてください」とSNSで訴えたノーマン。同じく感染体験者のニック・ワトニーも「真剣にとらえなくては」と話していたが、ノーマンも同意見。私たちも他人事ではない。
週刊ゴルフダイジェスト2021年1月26日号より