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大学生になったジョン・デーリーII。親の背中を追いプロを目指す

タイガー・ウッズが息子チャーリーくんと出場した「PNCチャンピオンシップ」。オフ恒例の親子大会で、タイガー組と同様に注目を集めたのがジョン・デーリー親子だ。

小さい頃から父とお揃いのカラフルなウェアで大会を賑わせてきた息子のデーリーII。やんちゃなぽっちゃり少年はいつの間にか18歳になり、父が通ったアーカンソー大学に通うカレッジゴルファーになった。

同大ゴルフ部は強豪のため、まだ大きな大会には出場できていないが、それでも着々と実力を蓄え、「いつかプロになりたい」と夢を語る。

「父が試合に出ていたので、ツアーは僕にとって身近な存在です。目標に近づくためカレッジゴルフへと進んで、これから上手くいけばプロのレベルに到達できると思っています。より強いフィールドで揉まれて経験を積みたいです」

パパは90年代から00年代初頭にかけ、300ヤード超えを連発させた元祖飛ばし屋。91年の全米プロでは、妻の出産に立ち会うため急遽欠場したN・プライスに代わり、ウェイティングから繰り上がり出場して初優勝を飾った強運の持ち主だ。

飛ばしで鳴らした父は息子について「ショートゲームが上手い。いかに寄せて拾いクラッチパットを決めるかが勝負だから、その点では強みがあると思う」と評価。

「一緒にゴルフをしてこっちが負けることもある。そんなときはすごく頭にくるけれど、息子が負けたときの悔しがり方のほうが激しいね(笑)」とデーリー。

親子はPNCチャンピオンシップに6年連続で出場しており、18年には2位に入っている。今回の優勝候補筆頭は、プロでありコーチである父・マイクさんとタッグを組むJ・トーマス組だが、息子が大学生になり親子の体型がそっくりなデーリー組も侮れない。

やがてデーリーIIがプロになりツアーで活躍するようになれば話題性は抜群だ。

結果、タイガー親子を退け見事優勝を勝ち取った(Photo by Ben Jared/PGA TOUR via Getty Images)

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月4日号より