「言葉にできないくらい嬉しい」19歳・橋本美月がアジアパシフィック女子アマ制覇
東北福祉大に通う19歳の橋本美月が「アジアパシフィック女子アマ選手権」で優勝。はたして海外メディアの反応は?
「フェアウェイから直接カップに沈めるイーグルで、ミヅキ・ハシモトが3打差を逆転し大会を制覇。メジャー2大会への切符もゲット」と報じたのは米全国紙『USA TODAY』。「1週間前にはケイタ・ナカジマがアジアパシフィックアマに勝ち、マスターズへの切符を手にしたばかり。日本にとっていい流れが続いている」とした。
首位に3打差からスタートした最終日、橋本は3番パー4で残り135ヤードをカップインさせ、イーグル奪取に成功。4日連続『68 』を並べ、1打差で勝ち切った。
「言葉にできないくらいうれしい」と本人の肉声を伝えたのが『Yahoo! Sports』。この勝利で来年のメジャー、全英女子オープンとエビアン選手権、さらにオーガスタナショナル女子アマの出場権を得た世界アマチュアランク121位のシンデレラガールが「ずっとテレビで見てきた試合ばかり。そこでプレーできるなんて夢が叶いました」と、うれし涙を流した様子も伝えた。
目立ったのは“日本”をキーワードにした記事。今大会で日本人が優勝したのは19
年の安田祐香に続き2人目。20年は大会中止だったため「日本勢連覇」と報じ「今年は4月にツバサ・カジタニがオーガスタナショナル女子アマを制した翌週、ヒデキ・マツヤマがマスターズで優勝。東京オリンピックではモネ・イナミが銀メダルに輝き、今月はナカジマとハシモトが戴冠。日本にとって最高の1年」と各メディアが報道した。
ウイニングパットを決めた橋本のもとにチームメイトが駆け寄り、ウォーターシャワーで祝福。「とても幸せ。すべての人に感謝したい。3番のイーグルは自分でも驚きました。苦しかったけれど必死に戦って本当にいいプレーができた。言葉になりません」
この“いい流れ”に乗って、来年の大舞台での活躍にも期待したい。
週刊ゴルフダイジェスト2021年12月7日号より