Myゴルフダイジェスト

8人で183勝! ニッカボッカ姿のレジェンドたちが神戸GCに集結

神戸ゴルフ倶楽部に8人のシニアプロが集結し、チャリティマッチが行われた。服装はニッカボッカ、クラブはヒッコリー。いったいどんな大会なの?

PHOTO/Taku Miyamoto

左から水巻善典、奥田靖己、井戸木鴻樹、倉本昌弘、室田淳、牧野裕、尾崎直道、芹澤信雄

ゴルフを通じてできる社会貢献についてPGA会長の倉本昌弘はつねに考えていた。そんな折、昨年、日本のプロゴルファー誕生百周年(1920年の福井覚治)の話題があり、プロの原点への想いを込めて日本のゴルフ発祥地「神戸ゴルフ倶楽部」で、草創期のウェアとギアを用いたチャリティイベント「神戸市医療従事者支援チャリティシニアプロ東西対抗」の開催となった。

出場8名は、関西が倉本昌弘、井戸木鴻樹、奥田靖己、水巻善典。関東が尾崎直道、芹澤信雄、牧野裕、室田淳。国内外ツアートータル勝利数183勝のレジェンド級選手たち。

身にまとったニッカボッカのウェアは、以前にもニッカボッカイベントがあったため皆が持っていた。基本的にすべて特注で誂(あつら)えたものだという。

ギアも往時のヒッコリー製クラブ。日本ヒッコリーゴルフ協会やヒッコリーゴルフショップの協力を得て手配したもの。このクラブに合わせて、現代版のガッタパーチャボール、もしくは糸巻きボールを使用。糸巻きボールはプロ仲間の高橋勝成が「ロイヤルマックスフライ」10ダース、桑原克典が「ザ・レクスター」4ダースを寄付したもの。

奥田と井戸木が見せてくれたアイアンは、マッスルバックどころか、鉄板型ヘッド&ヒッコリーシャフト

ベテランゴルファーには懐かしいロイヤルマックスフライとザ・レクスターの糸巻きボール、現代版のガッタパーチャ風ボールを使用

競技は前半がダブルス、後半はシングルスを行い、4勝2敗で関西の勝利となった。

「当時の気持ちになって、楽しみながらプレーできました。今回は有志での開催でしたが、今後も続けたいと思っています」(倉本)

この大会で集まった約100万円は神戸市の医療団体へ贈られる。大会企画に携わった神戸市ゴルフ協会会長の新免僖秀さんは「コロナ禍にゴルファーは何ができるのかを考え、プロの協力で大会を開くことができました。感謝の気持ちが少しでも伝われば」と話した。

週刊ゴルフダイジェスト2021年10月12日号より