【ライダーカップ】P・リードは落選。若手中心で挑む米国チーム、前回大会の雪辱を果たせるか
スティーブ・ストリッカー主将が新鮮な顔ぶれをライダーカップメンバーに揃えた。
9月24日に開幕する欧米チーム対抗戦の舞台は、ストリッカーの故郷であるウィスコンシン州のウィスリングストレイツ。ここ12大会で9敗と、分が悪い米国チームは、文字通りホームでのカップ奪還を目指す。
ライダーカップポイント上位6名(C・モリカワ、D・ジョンソン、B・デシャンボー、B・ケプカ、J・トーマス、P・カントレー)は自動的に決定。残りの6名がキャプテン推薦となったが、ストリッカーが指名したのは、過去の実績より最近の活躍を重視した斬新なメンバー。
推薦枠の6人は、5年ぶりツアー2勝目を挙げたT・フィナウ、東京五輪金メダルのX・シャウフェレ。今季復活したJ・スピース、シーズン2勝のH・イングリッシュとD・バーガー、そして若いS・シェフラーの6名。
経験豊富なP・リードやW・シンプソンのほうが、バーガーやシェフラーよりもポイントランクは上。だがリードは最近コロナで肺炎を発症し、体調面に不安が。シンプソンは不振が続き選から漏れた。「ルーキーとはいえ、プレジデンツカップでチーム戦を経験しているメンバーもいるし、マッチプレーでも好成績を残している。決して初々しいだけではない」とストリッカー。
ここ20年、タイガーやミケルソンらスター揃いの豪華なメンツで挑み黒星を積み重ねてきた米国チーム。前回のフランス大会でも17.5対10.5の大敗だっただけに、故郷で行われる大会でストリッカーに負けは許されない。決意を持った布陣なのだ。
とはいえP・ハリントン率いる欧州チームは世界ランク1位のJ・ラームをはじめR・マキロイ、T・フリートウッドら強豪揃い。しかも女子のソルハイムカップで欧州がコルダ姉妹擁する米国チームを撃破し、追い風が吹いている。果たして新生アメリカの運命は?
週刊ゴルフダイジェスト2021年10月5日号より
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