＜CATレディース／大箱根CC（神奈川）／6638Y・パー72／8月20日～22日＞
PHOTO／Shinji Osawa

最終日は最大瞬間風速15.4mの強風が吹き荒れる過酷な状況となった本大会。初日「65」の大会コース記録を出すなど、単独首位で最終日を迎えた稲見萌寧だったが、9番～12番で4連続、16番～18番でも3連続ボギーを叩き。まさかの大崩れ。首位と4打差の5位から出た小祝さくらが4バーディ、3ボギーの「71」で回り通算7アンダーで逆転優勝。今季5勝目を飾った。

稲見萌寧は10ホールで7ボギーの悪夢で後退

初日「65」の貯金もあり、最終日、単独首位でスタートした稲見萌寧。4番と7番でバーディを先行させ、今季7勝目をほぼ手中にしかけていた。ところが9番ホールから悪夢の4連続ボギー。そして16番からは3連続。五輪ゴルフのときと同じように18番をパーで終えていればプレーオフだったが、ここもボギーとし、優勝を逃した。

「しょうがないかな。風がすごく強くて、うまくいきませんでした。前半はよかったんですが、後半は全部中途半端な距離が残ってしまって、ピッタリな番手がなかったこともあって、そこで悩んでミスをしてしまったり。今日は風でけっこう大変だったので、明日、スウィングを見直したい」と、次戦に向けて気持ちを切り替えた。

2018年のプロ転向後、稲見の連続ボギー記録は3ホールだったが、これを更新する4ホール連続ボギーで優勝を逃した。「2個ぐらいダボになってもおかしくないところがあって、そこはまだ何とかできたけど、その辺から番手のミスがあって、それが一番の原因」と稲見は試合後に振り返った

ショベルカーはコンビニ用!?

ダイキンオーキッドの優勝副賞でもらったヤンマーのフィッシングボートで釣りに行ったことを報告してくれた小祝だが、今大会の優勝副賞CATのショベルカーでは「雪の多い日に近くのコンビニに行きたい」と豪快すぎる使い道を語った

＜CATレディース　最終成績＞

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月7日号より