【東京五輪】稲見萌寧「目がショボショボ」もイーグル奪取で「65」! 6位タイに浮上
<東京五輪ゴルフ女子 2日目/霞ヶ関CC東C/6648Y・パー71/8月4日~8月7日>
1アンダーの16位タイからスタートした稲見萌寧が、6アンダーの「65」をマークし、トータル7アンダー、6位タイにジャンプアップ。メダルが狙える位置で3日目を迎える。
「今日は悪いショットも少なく、昨日よりパットが入ってくれたり、ティーイングエリアも昨日より前のホールがあったので、狙える場所が増えたのが一番大きかった」
と語った稲見。前半2番パー4、5番パー5でバーディを奪うと、ティーイングエリアが前に出た6番パー4で1オンを狙ったボールはグリーン奥へ。そこからウェッジで転がしたボールがなんとそのままカップイン。8番パー5でもバーディを奪った稲見は、前半「31」と5つスコアを伸ばし、一気に金メダルが狙える位置に浮上。しかし稲見は
「あんまりメダルとかは気にしていなくて、自分のスコアをちょっとでも伸ばせたらいいなと思っている」
と気負う様子はない。
後半は14番で今日初めてのボギーを打つも、最終18番パー4でピンをデッドに刺すセカンドショットを放ち、バーディフィニッシュ。並み居る世界の強豪に交じり、2日目を終えトータル7アンダー、6位タイにつけた。
連日の酷暑の中でのラウンドだが、暑さは大丈夫かという質問には
「今日のほうが暑いと聞いてたし、スタートも(昨日より)2時間遅かったので、暑いだろうなと。あえて長ズボンにして、直射日光が当たらないようにしました。ただ紫外線が強いせいか目がやられちゃいました。照り返しとかで、目がしょぼしょぼです」
と稲見節。
世界ランク1位のネリー・コルダが今日「61」の大爆発で、トータル13アンダーまで伸ばしたが「順位というより、自分のスコアがどうか、という問題。最終的な順位は結果論なので、気にしてないです」
日本代表として臨むオリンピックという大舞台。通常なら、日本のため、メダルのため、と気負ってしまいそうなものだが、周りは周り、自分は自分。このメンタリティが稲見の強さの最大の秘密かもしれない。
取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)