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全米OP史上最も酷評されたチェンバーズベイ。今や予約困難の人気ぶりってホント?

かつて全米オープンのコースは狭いフェアウェイ、深いラフ、高速グリーンと相場が決まっていた。しかし昨今、さまざまなタイプのコースをUSGAが模索。6年前(2015年)、史上最も酷評されたチェンバーズベイの現在は?

だだっ広いフェアウェイ、ラフの代わりの荒涼としたウェイストエリア、茶色く変色した見栄えの悪いグリーン。丘に囲まれたホールはギャラリーが観戦するのも難しい。

「史上最悪。人生で一番不愉快なトーナメント。1ヤードグリーンをショートしたら50ヤード戻ってしまう。6メートルのパットが6メートル左右を向かないと入らない。ゴルフの面白さがまったく伝わらない」とゲーリー・プレーヤーが痛烈に批判すると、最終ホールでダスティン・ジョンソンが3パットし、棚ぼた優勝を手にしたジョーダン・スピースまで「いままでプレーした中で(18番は)一番バカげたホール」と酷評した。

チェンバーズベイは全米オープン誘致を目的に西海岸の米ワシントン州シアトル郊外ピュージェット湾沿いに07年に開場したリンクス風パブリックコース。招致には成功したが各方面から批判を浴び、発表されている27年までの全米オープン開催コースのリストには入っていない。

しかし「難しすぎてアマチュアには不向き」といわれながら、いまも地元ではかなり人気が高く、週末はティータイムを確保するのが難しいほど。

6年前、茶色の斑点が目立ったグリーンはすべてポアナからフェスキュー芝に張り替えられ青々と輝き、コース全体もオーガスタほどではないが、荒涼としたリンクスのイメージから緑豊かな西海岸らしい趣に。

実際にプレーしたという記者のレポートによると、ジョンソンが3パットした悪名高き18番グリーンは「速すぎず転がりもスムーズ。茶色でデコボコしていた6年前のグリーンとまったく違って驚いた」という。

全米オープンのローテーションからは外れたが、チェンバーズベイは健在のようだ。

6年前は酷評されたコースだが……(PHOTO/Hiroyuki Okazawa)

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月13日号より