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渋野日向子の後輩が男女で同日優勝!【日本女子アマ&ジャパンクリエイトチャレンジ】

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

鳥取県大山GCで行われた、日本女子アマチュアゴルフ選手権は、渋野日向子の母校・岡山県作陽高校3年の尾関彩美悠(あみゆ)が逆転優勝。また、同日行われたアベマTVツアー「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」では、同じ作陽高出身の久常(ひさつね)涼が初優勝を果たした。

目標とする選手は申ジエと語る尾関。「いつも平常心。変わらないスタイルに憧れます」(尾関)

女子アマ日本一を決める「日本女子アマチュアゴルフ選手権」。最終日、4打差の5位タイからスタートした岡山県作陽高校3年の尾関彩美悠(18)が68をマークし逆転優勝した。

「日本女子アマはいちばん大きな試合だとずっと思っていました。その試合で優勝できたのは、本当にうれしいです。高校1年のとき、ナショナルチームの選手を見てカッコいいなって憧れていましたが、今回、ナショナルチームのウェアを着て勝てたことも夢のようです。このウェアは着るだけで、自分は日本代表なんだなと実感がもてたし、自信をもってプレーできました。

念願のナショナルチームウェアで優勝!

昨年、念願のナショナルチーム入りを果たした尾関さんだが、コロナ禍の影響で試合がなくなり、チームウェアでの初の国内試合が日本女子アマに。「ナショナルチームのウェアでプレーするのが夢でした」

お姉ちゃんが(渋野)日向子ちゃんと同級生で以前から話もしていましたが、私は作陽高校の後輩でもあるので、自分もあとにつなげられるようにもっともっと頑張りたいです」

この優勝で日本女子オープンと最終プロテストの出場権を獲得した尾関さん。昨年、予選落ちした日本女子オープンでのリベンジを誓った。

2日目、3日目と首位に立っていた15歳の手塚彩馨さんは、最終日にスコアを伸ばせず2位に。「昨日よりショットがグリーンに乗らなくて耐えるゴルフになってしまった」と悔しい思いを語った

<日本女子アマ 最終成績>

優勝尾関彩美悠(岡山県作陽高3年)-10
2位手塚彩馨(佐久長聖高1年)-9
3位佐藤心結(明秀学園日立高3年)-8
4位T川﨑春花(大阪学院大学高3年)-6
4位T吉田 鈴(千葉黎明高3年)-6
6位T星川ひなの(日大4年)-5
6位T左 奈々(沖学園隆徳館中3年)-5
8位T花田華梨(ルネサンス高3年)-4
8位T竹田麗央(熊本国府高3年)-4

一方、日本女子アマと同日に開催された、男子下部ツアーのアベマTVツアー「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」でも、作陽高校出身の久常涼が優勝。同校の先輩・幡地隆寛との対決という、まさに“サクヨウ祭り”。渋野日向子の母校、作陽高校出身の2選手が同日優勝を飾るミラクルな日となった。

「ジャパンクリエイトチャレンジ」でツアー初優勝を飾った久常涼。昨年プロ転向し今年3月に高校を卒業した18歳のルーキーは、54ホール最多アンダーパーとなる「22」アンダーを記録。「(作陽高の先輩)幡地さんは飛距離があるし、ずっと1、2打差の戦いで正直きつかったです。後半で伸ばせたのがよかったです」(写真提供:JGTO)

2人とも2016年に連載「キミこそ王子」に登場

尾関さんは当時、岡山・倉敷市立連島中学1年生。曲がらない球で武市を驚かせた。久常涼プロは当時、岡山・津山市立東中学2年生。アイアンの超高弾道ショットを見た武市は「石川遼くんみたい!」と絶賛した

<ジャパンクリエイトチャレンジ  最終成績>

優勝久常 涼(SBSホールディングス)-22
2位幡地隆寛(ディライトワークス)-18
3位永澤 翔(ダイワロイヤルゴルフ)-16
4位TS・ストレンジ(アクシネット)-15
4位T岩﨑亜久竜(フリー)-15
6位T佐藤太地(フリー)-14
6位T照屋佑唯智(まる)-14
8位T鈴木敬太(銀座コバウ)-13
8位T日高将史(フリー)-13

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月6日号より