【小祝さくら ゴルフときどきタン塩】Vol.13 私は“あまのじゃく”じゃありません!
小祝さくら「ゴルフときどきタン塩」
国内女子ツアーを牽引する女子プロのひとり、小祝さくら。ほんわかした雰囲気を持ちつつも「連続出場」歴代4位の記録を持ち、数多くの優勝を重ねる実力者。そんな小祝の素顔や、ほっこりとした日常を追っていく――。
PHOTO/Satoru Abe ILLUST/オギリマサホ
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- 国内女子ツアーを牽引する女子プロのひとり、小祝さくら。ほんわかした雰囲気を持ちつつも「連続出場」歴代4位の記録を持ち、数多くの優勝を重ねる実力者。そんな小祝の素顔や、ほっこりとした日常を追っていく――。 PHOTO/Satoru Abe ILLUST/オギリマサホ >>前回のお話はこちら 小祝さくらはめったに試合を休むことがない。地味……
小祝さくらはあまのじゃくだ。周りの人に何かを指摘されると、その反対のことを返答してくるらしい。
吉田直樹コーチの証言によると、「たとえば、ドローとフェードを間違えて反対に覚えていたらしいんですけど、本当にそう思っていたのか、あまのじゃくな性格でそう言い張っているのかは不明です」
「練習中に『ボール、左に飛んでたよね』と言ったら、『いえ、飛んでません』。『でもさっき、ボールが飛んだほう、指さしてたやろ?』『いえ、指してません』といった会話にもなる(笑)」
「それに、他のプロは、少し練習してたまたま打てたら、すぐに『できた~』と騒ぐけれど、絶対にそう言わない。取り組んでいる練習テーマを『今のできていたよ』と僕が言うと、『えっ、今やってないんですけど』と言うんです」(吉田)
照れ隠しか、謙虚さの表れか。あまのじゃくぶりを小祝さくら本人に聞いてみると……。
「いやー、めっちゃみんなに言われるんですけど(笑)。自分が思ったことを返しているだけなのに、そう言われるんですよ。まあ、あまり人に気を使って言うことをしないタイプだし、思ったことははっきり言っちゃうタイプではあるんですけど、みんなに『逆を言う!』と言われます」
わざと逆を言っているのか?
「違うんですよ……本音を言っているだけなんです(笑)。でもまあ、よく言われますね、はい」
小祝さくらは、本当にあまのじゃくなのか?
あまのじゃくを裏返して考えてみると、物事を別の角度から見たり、慎重で冷静な自己分析ができる人だともいえる。
「小祝プロのことを『いつもニコニコしている天然の子でしょ』と周りの人は言うけれど、同年代の女子プロよりずっと大人だと思います。自分の足りないところを直そうと黙々と努力できる我慢強さがあるんです」と吉田コーチ。
この言葉を小祝さくらに伝えると、「そうですか、適当に言ってませんか? そうかなあ……全然自分では思わないんですけど。感情の起伏が少ないみたいな感じですか。でもけっこう、起伏が少ない人、多くないですか、今の選手って。私はゴルフでも別にそこを気にしてやっているというのはないですし、まあ、生まれ持った性格ですよね」
やっぱり、あまのじゃくは、「何事にも動じない」という小祝のゴルフにも生きている。
だから、小祝さくらに何かを伝えたとき、「あ、そうですか」とそっけなく返されても、落ち込むことはない。それは、さくらの精いっぱいの「ありがとうございます」「うれしいです」の表現に違いないのだから。
そんなさくらの反応を見るのも、小祝さくらの新しい楽しみ方なのである。
テンションが低いように見える小祝さくら。そういえば、某携帯電話会社CMの「生きてるだけで偉くないですか」と言う‟あまのじゃ子”。どことなく小祝さくらの雰囲気と通じる!?


こいわい・さくら。1998年北海道生まれ。ニトリ所属。8歳でゴルフを始め、17年のプロテストで合格。19年初優勝、昨季は5勝を挙げ最後まで賞金女王を争う。「黄金世代」を引っ張る存在だ。「私、おっとりしているように見られるんですけど、そうでもないんですよ」
週刊ゴルフダイジェスト2023年4月11日号より


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