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【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.31「砂の交じったグリーンに苦戦しました」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!

PHOTO/BKコーポレーション

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PGAツアーチャンピオンズ24戦目は、ノースカロライナで行われた「SAS選手権」です。結果は12オーバーの69位タイです。

今大会はショットもパットも全然ダメでした。本当に最悪の状態で、なかなかつらい1週間になりました。コース的にも難易度は高かったため、みんなスコアは出ていませんでしたが、コースをなんだかんだ言う前に、自分の調子が悪すぎます。ショットに関しては右にも左にも曲がるし、ダフリやトップも出ました。アマチュアに近いようなミスも出ていて、今シーズンのなかでは一番悪かったかもしれません。


パットに関しては、ラインがなかなか読めなかったです。バミューダのグリーンに砂が交じった感じで、新しい難しさを感じました。おそらくですが、グリーンの状態があまりよくなく、それで砂を入れていたのではないかと想像しています。砂の部分はスピードが出ますが、芝目も効いているため、やっかいです。砂が交じったグリーンは初めての経験でしたし、本当にラインが読みづらかったです。

これまではショットが悪くてもアプローチとパットでしのいで、なんとかアンダーを目指すという感じでしたが、今回はパットもダメ。パターが入らないとスコアにはなりません。カリフォルニアの試合でポアナ芝に苦しんだときと同じ感覚になりました。

日本開催のPGAツアー「ベイカレントC レクサス」は盛り上がったみたいですね。日本の選手たちには、貴重な体験となったはずです。

現時点でボクのポイントランクは64位。プレーオフ第1戦「ドミニオンエナジーチャリティクラシック」には出場できますが、第2戦「シモンズバンク選手権」はランキング54位以内に入らないと出られません。正直、ハードルは高いですけど、最後まで諦めずにプレーオフ初戦を戦うだけです。

アイアンでダフリやトップも出た

10/10~12
SAS選手権
プレストンウッドCC(ノースカロライナ州)

コースも天候も厳しかった今大会は風が強かったり、雨も降ったりして天候も厳しかったです。コース的にも難易度は高く、全体的にスコアは出ていませんでした。ショットもパットもダメだとスコアは出せませんね

藤田寛之

1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中

週刊ゴルフダイジェスト2025年11月4日号より