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米国vs欧州のプライドを懸けた戦い! ライダーカップの魅力と出場選手紹介

観客動員数は3日間で27万人。世界中のゴルファーが熱くなるライダーカップがいよいよ開幕する。今年は例年以上の盛り上がりが予想されるというがその理由とは?

PHOTO/Getty Images

ルーク・ドナルド(左) 欧州チームのキャプテン。PGAツアー5勝の47歳。前回大会に続いて欧州チームの主将を務める
キーガン・ブラッドリー
(右) 米国チームのキャプテン。PGAツアー8勝の39歳。ライダーカップの主将を務めるのは今回が初

解説/佐渡充高
18年間アメリカに住み、米ツアーを中心に数々の試合を取材。NHKでゴルフ解説なども行う

米国チームが
ホームでリベンジなるか

米国と欧州が戦うライダーカップ。それゆえ日本のゴルファーの関心はそれほどでもないが、見れば確実に楽しめるとゴルフ評論家の佐渡充高さんは言う。

「国の威信とプライドを懸けて“チームで戦う”ことがライダーカップ最大の面白さです。仲間を鼓舞したり、共に喜んだり。普段の試合では見られない団体戦ならではの選手たちの表情を見るだけでも興奮するはずです」

加えて、今年は間違いなく例年以上の盛り上がりだという。

「前回はイタリアで欧州チームが勝利。なので米国チームはホームの地でリベンジに燃えているし、しかも全米で最もスポーツに熱いニューヨーク決戦となればなおさらです。MLBでもヤンキースファンは“世界一熱狂的で野蛮”なんて言われるぐらいですから。しかも国を背負った戦いなわけですから盛り上がらないわけがありません。前回大会の経済効果は300億円と言われていますが、その比ではないでしょう。幸い今年はオリンピックイヤーではないですし、国を背負ったスポーツイベントは少なめ。ニューヨーカーの熱狂ぶりを見るだけでも価値はありますよ」

<ライダーカップのルール>
3日間の合計ポイントで勝敗が決まり、勝ちで1pt・引き分けで0.5pt加算される

●1・2日目 A.M フォアサムマッチ
チームの2人がペアになり対戦。各チームは1つのボールでプレーし、ホールアウトするまで交互にショットする
●1・2日目 P.M フォアボールマッチ
チームの2人がメンバーが自分のボールでプレー。各チームの最小スコアがチームのスコアとなり勝敗を決める
●3日目 シングルス戦が12マッチ行われる
各チームの選手が1対1で対戦する。試合を通して勝ったホール数が多いプレーヤーが最終的に勝利となる。相手よりも多くのホールで勝ち越した場合、残りのホール数によっては、その時点で試合の勝敗が決定しプレーが終了

2025年ライダーカップ出場選手

ライダーカップポイント上位6選手

ブライソン・デシャンボー

ハリス・イングリッシュ

J.J.スパーン

ラッセル・ヘンリー

スコッティ・シェフラー

ザンダー・シャウフェレ

キャプテン推薦6選手

ベン・グリフィン

キャメロン・ヤング

コリン・モリカワ

ジャスティン・トーマス

パトリック・カントレー

サム・バーンズ

ライダーカップポイント上位6選手

ジャスティン・ローズ

ラスムス・ホイガード


ロバート・マッキンタイア


ローリー・マキロイ

トミー・フリートウッド

ティレル・ハットン

キャプテン推薦6選手

ジョン・ラーム

ラドビッグ・アバーグ

マット・フィッツパトリック

セップ・ストラカ

シェーン・ローリー

ビクトール・ホブラン

>>後編はこちら

週刊ゴルフダイジェスト2025年10月7日号より