【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.7「オープンウィークは帰国してマスターズをTV観戦。本当に感動しました」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!
PHOTO/BKコーポレーション

>>前回のお話はこちら
- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション 7Wはアマチュアにもおすすめ。ラフからでも打てます。 >>前回のお話はこちら PGAツアーチャンピオンズ6試合目は「ジェームス・ハーディ殿堂招待」です。初日は70、8位タ……
PGAツアーチャンピオンズ6戦目を終え、2週間オープンウィークとなったので帰国しました。週の前半は法事のため、福岡の実家で過ごしました。その後、自分の会社(BKコーポレーション)の仕事でラジオの収録をしたり、ヤマハのクラブテストも行いました。未発表のプロトタイプです。
1カ月半ぶりの日本でしたが、時差ボケで眠れず、それならと「マスターズ」を見ました。試合があったときは、ライブで見られませんでしたが、今回は生放送で見ました。R・マキロイの優勝、感動しましたね。素晴らしい大会でした。ボクはプレーヤーですから選手の気持ちに興味が向きますが、プレーヤーそれぞれにさまざまなドラマがありました。
マキロイにとって悲願であったキャリアグランドスラムはタイガー以来、25年ぶりの快挙です。そこにたどり着くまでの道のりが、こんなにも感動的なものになるとは。それがオーガスタの女神の仕業なのか? ゴルフの神様の采配なのか? そもそもそれがゴルフなのか? 世界トップのマキロイでも山あり谷ありを経て、偉業を成し遂げたわけです。それだけに感動も大きかったです。
ひと言でいえば「すごかった」ですけど、これもひと言では言い表せません。自分もマキロイと同じプレーヤーですから言葉にならないほど、中身の詰まった濃い試合でした。胸が熱くなるものをヒシヒシと感じましたね。ハッピーエンドですごく良かった!
最後に前回書いた7Wについて。実はボクが使っている7Wはレディスのヘッド(インプレスドライブスター)なんです。ボクが求めているクラブをヤマハが作ってくれました。自分が求めたものは215Yのキャリーで着弾地点に近い場所で止まること。この球筋を得るための7Wが、たまたまレディスのヘッドだったのです。


マキロイの優勝に感動です(写真左:Blue Sky Photos)/7WはレディスのヘッドにディアマナWB 83のSシャフトを装着(写真右)
ホスピタリティもコースも何もかもが素晴らしい
PGAツアーチャンピオンズでは6試合を消化しました。ホスピタリティは最高ですし、試合が行われるコースも素晴らしいです。とても楽しい反面、経費は予想以上にかかっていますが……


藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年5月6日号より