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松山英樹は野球もメジャー級!? 「オーガスタの1番ティーより緊張した」始球式の写真を蔵出し!

PHOTO/Tadashi Anezaki

今年のマスターズでメジャー初優勝を飾った松山英樹。そのちょうど3年前に務めたプロ野球の始球式で、メジャー級(?)の剛腕を披露していた。

「ナイスピッチング!」

始球式後の会見で記者からそう声をかけられた松山。

「全然ダメ。ワンバンしちゃいました」

いかにも自分に厳しい松山らしいコメントだ。

2018年4月14日の楽天-西武戦でまっさらなマウンドに上がった松山には、いろんな思いがあった。

「(震災のあった)7年前に始球式をさせてもらってから、何回かお話させていただいたことがある。ニュースを見て本当に驚いた」と言うのは、その年の1月に亡くなった星野仙一さんのこと。

震災の年、マスターズでローアマに輝いた松山は東北楽天の本拠地での開幕戦で始球式を務めた。星野さんとはそれ以来親交があり、何度も始球式に誘われていたというが、米ツアーの多忙なシーズン中、なかなか時間を作ることができなかった。

「もっと早く実現できていれば……」と悔しさをにじませながらも、「あの震災のあと、マスターズに出場できたのは、東北の方々のおかげ。みなさんの応援がなければ今の自分はなかった」と感謝を口にする。

2018年4月14日、東北楽天の本拠地「楽天生命パーク宮城」に登場した松山を大声援が迎えた。背番号は親交のあった故・星野仙一氏の「77」

「がんばろう東北デー」として開催されたこの日の試合には多くのファンが詰めかけ、“世界のマツヤマ”を大声援が包み込んだ。

投球後のインタビューで「真ん中に投げたかったけど……残念です」と語った松山。背負わせてもらった「77番」に恥じぬよう、最高の投球で感謝を伝えたかったのではないか。

3年後、メジャー、しかもマスターズという最高峰の舞台でウイニングパットを沈めた松山。天国の闘将も「よくやった!」と褒め称えていることだろう。

室内練習場で松山の投球を見た則本昂大投手は、未経験とは思えないきれいなフォームに「教えることなんてないですよ」と太鼓判。実は前日と前々日に50球ずつ練習して、ひじがパンパンだったという。ボールはキャッチャーの手前でワンバウンドし、球速は115km/h。「始球式でこの球速はなかなか見ない」と球団関係者は驚いたが、当の松山は「120km/hは出したかった」と納得いかない様子

「オーガスタの1番ティーより全然緊張しました(笑)」

野球は遊び程度でほとんど経験がないという松山だが、この見事な投球フォーム。しっかりと軸足に体重が乗り、左足への体重移動もスムーズ。強靭な下半身があるからこそなせるわざだ