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【スウィング研究】小木曽喬「アップライトに上げる意識で左へのミスを抑制」
週刊ゴルフダイジェスト
今季初優勝を果たした米澤蓮、小木曽喬、幡地隆寛、3選手のドライバースウィングを、それぞれの自己分析をもとに合田洋プロが解説。2人目は、韓国で行われたハナ銀行インビテーショナルで初優勝を挙げた小木曽喬。
PHOTO／Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara、Yasuo Masuda、ARAKISHIN、JGTO images
解説／合田洋
>>米澤蓮、幡地隆寛のスウィングはこちら
今季初優勝を果たした米澤蓮、小木曽喬、幡地隆寛、3選手のドライバースウィングを、それぞれの自己分析をもとに合田洋プロが解説。最後は、今季初優勝を含む3勝を挙げブレイクした幡地隆寛のスウィング。 PHOTO／Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara、Yasuo Masuda、ARAKISHIN、JGTOimages解説／合田洋 ……- 今季初優勝を果たした米澤蓮、小木曽喬、幡地隆寛、3選手のドライバースウィングを、それぞれの自己分析をもとに合田洋プロが解説。2人目は、韓国で行われたハナ銀行インビテーショナルで初優勝を挙げた小木曽喬。 PHOTO／Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara、Yasuo Masuda、ARAKISHIN、JGTO images解説／合田洋……
今季初優勝を果たした米澤蓮、小木曽喬、幡地隆寛、3選手のドライバースウィングを、それぞれの自己分析をもとに合田洋プロが解説。まずは、中日クラウンズで逆転優勝を飾った米澤蓮のスウィングから。 PHOTO／Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara、Yasuo Masuda、ARAKISHIN、JGTO images解説／合田洋 ……
軸を右に保ち
低い位置からインパクト
左軸の米澤とは真逆のスウィングだと合田プロが表現したのが小木曽喬のスウィング。
「球さばきが上手く、天才的なスウィンガー。ある意味とても変わっていて左でスウィングを引っ張らない。右軸のみで動いているので、米澤選手とは真逆と言っていいでしょう。姿勢のいいオーソドックスなアドレスから、あまり体重移動を使わずにクラブを上げていきます。左足の上で行う人が多いなか、右足の上で腰を回転させていきますが、テークバックでクラブを引く方向や肩の入れ方は理想的。コンパクトにトップを収めたら足を踏み込んで切り返し。ここでも左へ体重を大きくシフトせずに、右股関節を中心に回転させるのでヘッドがかなり低い位置からボールにコンタクトします。右に体重が残っているのに左肩が上がるのを我慢して、低い位置をキープしているのが素晴らしいです。この我慢が入射角を安定させショットの精度につながっています。
本人がトップをアップライトにしたというのは、彼のように体重移動をせずに右に軸を保ったままクラブを上げていくと、テークバックで腰を開いていく動きが強くなりすぎることがあり、その結果としてクラブ軌道がフラットになりやすくなる。そうすると右軸で回転した際、反動で左腰が後ろに引けてしまって、左への引っかけを誘発するからです。
スウィングを見た印象としては、体への負担が少ないスウィングだと言えそうなので、長く活躍を続けられると思います」（合田）
小木曽喬の1Wスウィング
＜セルフ解説＞
「持ち球はフェードなのですが、優勝する直前3試合予選落ち。クラブをインサイドに上げすぎてプレーンがフラットになり左のミスばかりが出ていたんです。アップライトに上げるようにしたら、それがはまって優勝できた。アップライトに上げて、クロスになりすぎないようにトップを作ったら、そこから切り返しで胸を使ってカットになるのを抑えて、プレーン通りに振っていくイメージです」（小木曽）
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週刊ゴルフダイジェスト2024年11月19日号より
