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あれから5年。熊本復興支援のためのチャリティオークション開催中

無観客開催となったKKT杯バンテリンレディス(4月16~18日)。新型コロナウイルス感染を防ぐための決断だが、その代わりにチャリティオークションという“ギャラリーサービス”が実施されている。

熊本地震が発生したのは16年4月14日。翌日に同レディス初日を控えていたが、ギャラリーや選手らの安全確保のため大会は中止となった。

2年ぶりの開催となった翌年は初日終了後にギャラリーとじゃんけん大会を行い、ゴルフグッズなどを提供。以後もチャリティフォトやチャリティパターといったイベントを行い、その収益金を熊本地震義援金として熊本県に寄贈している。

今回は無観客となったが、チャリティはオークションという形で継続された。大会ホームページ(https://www.kkt.jp/vantelin-ladies)にある「チャリティオークション」をクリックすると、オークションサイト「ヤフオク!」に移動。出品リストの中から、気に入ったグッズがあれば入札に参加するという流れだ。

4月8日19時現在でキャップとボール計23点が出品されている。どちらも大会ロゴが記されたオリジナルで、単独あるいは複数の選手の直筆サイン入り。

グッズを提供した選手は、大会を特別協賛する興和契約の渋野日向子と有村智恵をはじめ、熊本県出身の上田桃子、笠りつ子、大里桃子(有村も熊本生まれ)。ほかにもイ・ボミ、小祝さくら、勝みなみ、古江彩佳、西村優菜、西郷真央、安田祐香、稲見萌寧、菊地絵理香、永井花奈が参加している。

このオークションは8日12時にスタートし、同日19時現在の1番人気は、渋野のサイン入りキャップで9290円(入札数6)。オークションには15日いっぱいまで入札できる。なお、売上金は平成28年熊本地震および令和2年熊本県南豪雨の復興支援として、熊本県に寄付される。

熊本出身プロだけでなく、多くの女子プロが今年もグッズを提供(写真は2016年)

週刊ゴルフダイジェスト2021年4月27日号より