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米国では五輪よりもライダーカップ? 誰が選ばれるかが早くも話題に

アメリカではオリンピックのゴルフ競技よりライダーカップの格付けのほうが上? 12人に誰が選抜されるのかが早くも話題になっている。

知ってのとおり、ライダーカップとはアメリカチームと欧州連合チームによる2年に1度のマッチプレー形式のチーム戦。昨年の試合はコロナで延期されたため、今年9月21日からアメリカのウィスリングストレイツで開催される。前回2018年にフランスで開催された試合では、欧州チームに17.5対10.5で惨敗したため、ホームで開催される今年こそはといった雰囲気がある。しかも、今年は12人の参加選手のうち、ポイントで自動的に選ばれるのが6人だけで、キャプテンが選ぶ(キャプテンピック)選手が前回の4人から6人に変更。前回はキャプテン、ジム・フューリックがポイントを重視して選んだブライソン・デシャンボー、フィル・ミケルソン、タイガー・ウッズ、トニー・フィナウの4人が2勝10敗という成績だったことから「マッチプレーに強い選手を選ぶべき」との声が上がっており、WGCマッチプレーが終わった今、誰を選ぶべきかマスターズが始まる前だというのに話題になっているというわけだ。

WGCで優勝したビリー・ホーシェル、上位のスコッティ・シェフラー、マット・クーチャー、マッチプレーに強いケビン・キズナーなどの名前が挙がっている。ライダーカップの場合、ポイント選抜の選手はもちろん、キャプテンピックの選手も辞退するケースはまずない。9月のイベントがこれだけ話題になっているという点では、オリンピックよりもライダーカップのほうが格上。ちなみにポイントランク(4月1日現在)では上からジョンソン、 デシャンボー、 ジャスティン・トーマス、 ブルックス・ケプカ、コリン・モリカワ、ザンダー・シャウフェレの順だ。

米国勢にとっては絶対に負けられない戦い!(PHOTO/Tadashi Anezaki)

週刊ゴルフダイジェスト2021年4月20日号より